>>問題騒動の余波でテレビから消えた芸人たち アメトークでの発言で解散、事務所退社の芸人も<<
第二の人生で成功し、まれに芸人以上にキテレツな職種を選択する者がいる。「出てこい中平くん2号」という新屋号で生計を立てている男性は、元吉本芸人。大阪NSC(吉本総合芸能学院)時代は、兄弟漫才師のミキの亜生の同期だった。現職はAV男優。笑いからセクシーな世界に身を投じて成功した、唯一の元芸人だ。
芸人時代、中平を警戒していたのは、1期先輩に当たるコロコロチキチキペッパーズのナダル。先輩のコンビ芸人のダブルアート・真べぇから「お前とほぼ一緒やから、かわいがったってくれ」と紹介されたことがあるからだ。当時のナダルはピン芸人のZAZZYとともに「変わっている」と悪評が高く、同僚から避けられがちだった。そんな自分と似ているということは、「やべぇやつ」と思い込んでいたのだ。
ところが中平は、丁寧な言い回しをする普通の人。親しくなり、ナダルら多くの吉本芸人がいるLINEグループに加わった。5年ほど前、LINEに突然、「芸人を辞めてアダルト俳優になります」と投稿。以降、中平の行方を知る人間がいなくなった。
「芸人を辞めてからは、キレイな声質を生かしてナレーションや声優をやろうと上京したそうです。専門学校にも通ったのですが、箸にも棒にもかからず。ネットの『早漏募集』のバイト告知を見て、メーカーの会議室で開かれたオーディションを受けたのです」(アダルト雑誌のテクニカルライター)
オーディション会場には、20人ほどの早漏猛者の予備軍たちがいた。レーベルの監督、男性スタッフから「30分間でいかに早くイケるか、何回イケるか」をオーダーされ、査定された。3日ほど禁欲生活を強いて臨んだ中平は、30分間で4回もイケた。単独でトップ。採用された。
「初めての撮影を終えた後、アシスタントディレクターから『逸材が現れたなぁ』と褒められたそうです。笑いより射精コントロールの方が、確かだったみたい」(先のテクニカルライター)
今年、男優歴と芸人歴が3年で並んだ。師匠はしみけんで、かつては週5で会っていたほど、トップ男優からの信頼も厚い。ナダルは、熟女系AVにも多数出演しているかつての後輩と、しょっちゅう“対面”しているという。
(伊藤由華)