米ミシガン州巡回裁判所で、査定のために訪れた住宅内で、自慰行為をしたとして、公然わいせつなどの罪に問われていた住宅診断士の男の裁判が始まったと、海外ニュースサイト『NY Daily News』『Fox2 Detroit』などが8月5日までに報じた。
>>宿で出会った女性の胸を触り、家族連れの前で自慰行為も わいせつ男に禁固刑12カ月の有罪判決<<
記事によると、3月12日午後、住宅診断士の59歳男は、同州内のとある住宅を訪れた。男は、同住宅の購入を希望する顧客から住宅の査定依頼を受けたため、不動産会社の担当者らとともに同住宅を訪問。同住宅の家主らは、査定が終わるまで親戚の家で待機をしていたという。同住宅の家主は22歳女性で、その夫(年齢不明)、子ども2人(2歳男児、もう1人も男児だが年齢不明)の計4人で同住宅に住んでいたと、伝えられている。
男らが家を査定中、子ども部屋に設置してあったウェブカメラから、家主の携帯に「動き」を検知するアラートが届いたという。ウェブカメラの映す映像は、インターネットを介してパソコンや、携帯でリアルタイムに確認可能だ。
家の査定開始から2時時間経過後、家主が進捗状況を確認しようと、ウェブカメラにリモートでオンラインアクセスした。そこには自慰行為をする男の姿が映し出されたそうだ。映像に映っていたのは男1人のみだった。男は家主の2歳男児の部屋に入り、人気キャラクターのぬいぐるみを手に取ってクローゼットの方に移動、ぬいぐるみの「お口」を使い、自慰行為を始めたそうだ。行為終了後、男はぬいぐるみを元の位置に戻した。家主は一部始終を録画し、すぐに警察に通報。
駆けつけた警察は、住宅内にいた男の身柄を確保し、事情聴取を実施。当初、男は自慰行為を否認していたが、カメラの録画映像があると伝えたところ、男は容疑を認め自供、家主に謝罪したという。男は後日、公然わいせつ、器物損壊の容疑で逮捕、起訴された。男は5週間ほど留置場で過ごした後、保釈金を払って釈放された。
男の裁判は現在も続いており、直近の裁判では、男の代理人弁護士は「男は警察から不当な尋問を受けた」と主張、裁判では男の自供を採用しないよう求めているという。なお、事件のあった家は、無事売却成立となり、家主らはミズーリ州に引っ越したそうだ。
このニュースが世界に広がると、ネット上では、「これは恥ずかしい。自慰行為は自分の家でやりなさい」「子ども部屋に入って興奮した? ペドフィリアか」「仕事中だと大抵萎える。59歳で元気だね」「今や隠しカメラはどこにでもある。脇が甘い」「『使用済み』ぬいぐるみは元に戻さないで欲しい。そのまま持って帰って」「ぬいぐるみをレイプしても罰せられるのか」「プロ意識に欠けるな。完全に信用を失った。もう引退しかない」「こういう事件があると、業者への風当たりが強くなる。本当に止めてほしい」など、さまざまな声が上がった。
仕事中でも、何らかの事情で性的興奮を覚えてしまうこともあるかもしれない。人に迷惑をかけない方法で対処してもらいたいものである。
記事内の引用について
Man filmed defiling Elmo doll in nursery wants confession tossed(NY Daily News)より
https://www.nydailynews.com/news/crime/ny-elmo-offender-wants-confessions-tossed-20210805-6iqyzmm3qrhfvplvmbncnbgs6a-story.html
Police: Clarkston man caught pleasuring self with Elmo doll during home inspection(Fox2 Detroit)より
https://www.fox2detroit.com/news/police-clarkston-man-caught-pleasuring-self-with-elmo-doll-during-home-inspection