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前日の決勝で敗れた後は大粒の涙を流したが、一夜明け会見では冒頭に「銀メダルという結果を得られたのは、応援してくださった方のおかげだなって改めて実感しています」と晴れやかな表情で口にした文田。その後の質疑応答では今大会にかけてきた思いや、次回大会である2024年パリ五輪へ向けた決意などについて語った。
注目が集まっているのは、会見の最後に受けた「大会が終わって、今一番何がしたいですか?」という質問への回答。文田は「いろいろやりたいことはあるんですけど、まずは少し休養を取りたいです。東京五輪の代表として丸2年やってきて、その2年はずっと高いモチベーションでやれてたわけじゃなくていろんなことがあって…それでも自分の中で競技と向き合ってやってきたので、ちょっと(競技から)離れて、少し自分にご褒美あげたいです」と、心身のリフレッシュがしたいと口にした。
続けて、インタビュアーは「猫カフェに行く予定はありますか?」と質問。これに文田は「はい。こういう(コロナ禍の)状況ですし大会前は全然行ってなかったので、ちょっと癒やされに、猫欲を満たしに行きたいって思います」と笑顔で語った。
文田の発言を受け、ネット上には「自分へのご褒美が猫に会いにいくことなのはかわいい」、「猫の話題になった瞬間に笑顔になっててすごいお茶目だな」、「前々から猫好きとはいわれてるけどここまで好きとは」、「これまで控えてた分目一杯猫に癒されてほしい、そして3年後パリへ向けてさらに飛躍してほしい」といった反応が寄せられている。
「文田は幼いころから無類の猫好きであること、天性の柔軟性を生かした反り投げを得意技とすることなどから“にゃんこレスラー”の異名を持つ選手として知られています。今回会見の場で猫関連の質問が出たのも、猫好きの情報が有名なことの証でしょう。文田は遠征の多さなどもあり自分で猫を飼うことはできていないものの、猫カフェや多くの猫が暮らす土地を巡り癒やしや活力を得にいくこともしばしば。2017年9月には前月に世界選手権を制した自身へのご褒美として、猫の島として知られる福岡の相島、藍島を2泊3日で訪問したことも話題を集めました。猫カフェ通いについては五輪が近いことやコロナ禍により昨年から自粛中だったといいますが、この度五輪での戦いが終わったことで久しぶりに足を運ぶようですね」(スポーツライター)
日本男子勢では1984年ロサンゼルス五輪の宮原厚次さん(52キロ級)以来となる、グレコローマンスタイルでの金メダル獲得にあと一歩届かなかった文田。今大会の悔しさと猫を糧に、3年後のパリ五輪でリベンジを果たすことはできるだろうか。
文 / 柴田雅人