変化があったのは、『噂の!東京マガジン』だけではない。テレビ朝日(制作は朝日放送)のお昼の長寿クイズ番組『パネルクイズ アタック25』は、1975年の放送開始以来46年間、休止なく放送が続けられたが、2021年9月をもって終了が決定した。
コロナ禍の中、ステイホームが提唱されている中での「日曜お昼の大変革」は驚きをもって伝えられた。
>>ジャニーズ番組出演の北斗晶らに「悪口言いたいだけ」と批判の声 “パパ力検定”ダメ出しに不快感?<<
また、『噂の!東京マガジン』、『パネルクイズ アタック25』ともに後番組はジャニーズ事務所の所属アイドルグループが務める冠番組がスタートするというのだ。
『東京マガジン』の後番組には、Snow Manが司会を担当する番組『それSnow Manにやらせて下さい』が2021年4月からスタート。さらに『アタック25』の後番組には、ジャニーズWESTの冠ロケ番組『あなたの代わりに見てきます!リア突WEST』がスタートするというのだ。
Snow Man、ジャニーズWESTともに若手が多く在籍するグループだけに、TBS・テレビ朝日ともに一気に若返った印象がある。
両者ともに現在は新時代ジャニーズの代表的なグループで、固定ファンも獲得している。安定した視聴率を獲得できるグループとして、日曜お昼という大事な時間帯を任せられるに至ったのだと思われるが、同時に違和感を覚える人も少なくなかったという。
それぞれの公式発表では、TBSは「ファミリーコア層に見ていただける番組をめざす」、テレビ朝日は「後番組は若年層をターゲットにした番組になる予定」とコメントしているのに、蓋を開けて見れば「ジャニーズ頼り」といった編成になっているのだ。固定ファンのいる両グループより相応しい人材はもっといたはずだが……。
恐らく、両局としては相葉雅紀が担当する『相葉マナブ』(テレビ朝日)がヒントになっていると思われる。『相葉マナブ』は開始当初こそ地味ではあったが、相葉の真面目さと老若男女誰でも観れる内容が好評を博し、放送9年目の長寿番組へと成長しつつある。両局としては若手ジャニーズに「ポスト『相葉マナブ』」を期待する意図があるのではないかと思われる。
長寿番組も多い一方、短期終了となる番組も多いのがジャニーズ事務所。果たして「日曜昼のジャニーズ戦略」は成功するのか……?