「ロックインジャパンフェス」は、8月の開催をめざしていたが、茨城県医師会からの要請を受けて中止を発表した。これを受け、フェスの総合プロデューサーを務める渋谷陽一氏は、オフィシャルウェブに文章を発表し、「フェス開催1ヶ月前という、ほぼスキーム変更が困難なタイミングでの要請であった為に、私たちにできることはほとんどありませんでした」と正直な心境を吐露している。
太田光もその文章を読み、「あれ渋谷さんがホームページでいろいろ書いていたじゃない。あの中にいろいろ悔しいだろうというのがあった。どんだけあのイベントを成功させるために一年間やってきたというのが……」とコメント。
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さらに、渋谷氏はコンビにとって恩人であるエピソードも語られた。爆笑問題は、1990年に所属していた太田プロダクションから一方的に独立。業界の不文律に反した行動を取ったため、テレビ局を始め、殆どの芸能関係の仕事を干されてしまう。その時代に爆問を起用した数少ないテレビ番組が『メガロックショー』(NHK)であり、そこの構成スタッフに渋谷氏が関わっていた。
当時、「お前ら干されてるんだって?」と渋谷氏に訊かれた太田は「俺らあんまり使わない方がいいですよ」と返すと、「そんなの関係ねえから全然いいよ」と実に気さくな反応だったという。太田は「渋谷陽一というのはそういう人なんですよ」と親分肌な姿を語り、「どんだけ悔しかっただろうかと。あの文章を読んで。ミュージシャンを俺が盛り上げて、音楽を守りたいっていう、多分そういう意識が相当あったんだろうと思うから。何だかね」とも話していた。
これには、ネット上で「爆笑問題と渋谷陽一って、こんな繋がりがあったのか」「お笑いも音楽もエンタメなのは一緒だから、太田さんも色々と思うところがあるんだろうな」といった声が聞かれた。
記事内の引用について
ロックインジャパンフェス2021のオフィシャルウェブより
http://rijfes.jp