問題となったのは、5月31日放送回で取り上げた、大相撲元小結・竜電の不倫報道。相手の女性は竜電との子どもを中絶していたとのこと。番組では不倫相手のA子さんにインタビューを敢行し、「(手術中)痛いと思う度にこの子はもっと痛い思いしてんねやって申し訳なさとか」と中絶の際の心情を放送。さらに、フリップでは「産みたいって強く想ってたのに怖くなって痛い思いをさせてなんてことしてたんだろって気持ちが溢れてきた」とつづっていた。
さらに、31日に出演していた相撲レポーターの横野レイコ氏は、「(騒動が)発覚したのは、今年の初め。(高田川)部屋にメールが来たんですよ。相手女性だと思うんですけど」と説明。さらに「(日本相撲)協会にもその女性は駆け込んでる」と暴露していた。
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しかし30日の『バイキング』終盤で伊藤アナはこの報道に言及。まず中絶に至った心情について「実際は以下のように話していました」として、A子さんのインタビューを再度放送。その中でA子さんは、「『(竜電から)もしA子が産んだら自分は山梨(地元)に帰れなくなるんだよ』とか『2つの家庭は養えない』『自分が相撲とれなくなったらどう責任とるの?』みたいなのを本当にずっと言われてました」と、中絶を暗に強要されていたと告白していた。
さらに伊藤アナは、横野氏の発言について、「A子さんが部屋にメールを送ったのは去年11月のことで、その後4月に事前に連絡を入れた上で、高田川部屋や相撲協会を訪ねたということです」と訂正。さらに伊藤アナは、「A子さんによると、その理由は中絶手術後、竜電関の態度が変化していき、ついには連絡もとれなくなったため、とのことでした」と説明し、「この点、おわびして訂正いたします。大変失礼しました」と頭を下げていた。
しかし、この訂正は突然始まり、伊藤アナも早口だったため、何がどう誤りだったかついていけない視聴者も続出。ネットから、「なにが起こった?」「早口説明はさすがに卑怯」という声が殺到することに。
また、インタビューの切り取りや時系列の間違いに対し「失礼しました」と済ませたことに対し、ネットから「謝る態度じゃない」「面白おかしく報道しておいて謝罪は一瞬」「意味不明すぎて訂正と謝罪になってない」といった声が集まっていた。