事の発端となったのは、15年に都内の女子高校生が殺害された事件。岡口裁判官は17年にこの事件について「首を絞められて苦しむ女性に性的興奮を覚える男に無残にも殺されてしまった」と、判決文が閲覧できるサイトのURLとともにSNSに投稿していた。
また、これに対し事件の被害者遺族が抗議すると、「単に因縁をつけているだけ」と反論。岡口裁判官はそれまでに何度も自身のブリーフ一丁姿の写真をSNSにアップしたり、検察事務官が盗撮したニュースに対し「男は、女のスカートの中が見たくて見たくてたまらないんですぅ」などと投稿。2016年6月に口頭で厳重注意を受けている。
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岡口裁判官のこうした投稿を巡り、国会の裁判官訴追委員会は今月16日に罷免を求めて弾劾裁判所に訴追すると決定している。
この騒動について話を振られたアンミカは、「恥ずかしいですよ、見てて」とバッサリ。岡口裁判官の言動について、「50代の男性が、人を不快にさせることを楽しんでいるような、そういうふうに取られかねない」と指摘した。
また、岡口裁判官は「人生やったもん勝ちよ。気持ちいいことやったもん勝ちよ」を座右の銘として掲げているが、アンミカは岡口裁判官の発言の矛先には事件の被害者がいることを指摘しつつ、「(発言と座右の銘を)ひも付けると、すごく快楽主義で、犯罪的なことをあおってるように聞こえてしまうんですよ」と断罪。「裁判官である前に人として恥ずかしいし、失礼すぎる」と苦言を呈し、裁判官としての資質も問うていた。
実はこの直前、解説ゲストとして出演していた清原博弁護士が、一般人の場合判決文のリンクをSNSに張っただけならば特に問題にならないと指摘しつつ、「一般の人ができることをなぜ裁判官はできないんですか?」「裁判官の表現行為としてどこまで許されるのか」と問題提起していた。
それだけにネット上からは、「アンミカの言う通り、恥ずかしいに尽きる」「アンミカの言ってることが一番しっくりきた」「もはやこれ表現云々の話を超えてるもんね」などとアンミカへの賛同が集まっていた。
岡口裁判官の言動に多くの人が不快感を覚えているだけに、多くの共感が集まったようだ。