search
とじる
トップ > ミステリー > 「UFOは米国の安全保障を脅かす可能性がある」議会でのブリーフィング後に政治家らが発言

「UFOは米国の安全保障を脅かす可能性がある」議会でのブリーフィング後に政治家らが発言

pic pic

画像はイメージです

 昨年、アメリカで新たな情報公開制度が制定され、米国議会は各種情報機関が収集した様々な「未確認航空現象」に関する報告書を提出するように指示。今月末にはその報告書の内容が公開されるとして注目を集めている。

 この報告書の公開を前に、アメリカ下院情報委員会のメンバーが機密情報隔離施設(SCIF、Sensitive compartmented information facility)の中で説明不可能な「未確認航空現象」に関する海軍、FBI当局者との極秘ブリーフィングを行った。その後、16日に「UFOが米国の国家安全保障にとって差し迫った脅威となる可能性がある」と発表した。

 報告書の詳細や地球外生命体の存在について、明言はされなかったが、一部の議員は「UFOにアメリカ以外の国がコントロールしているスパイ資産である可能性」があり、宇宙人の侵略の前触れというよりは、国家の安全保障に危険を及ぼす可能性があると懸念を表明している。以下に、今回のブリーフィングに参加した議員らのコメントを紹介する。

 ​>>25年以上の時を超え、「宇宙人解剖フィルム」の1コマが100万ドルでオークションに登場!?<<​​​

 ショーン・パトリック・マロニー議員は、「米軍関係者の安全と安心、あるいは米国の国家安全保障上の利益に関わるほど、原因不明の空中現象の問題を真剣に受け止めており、何を扱っているのかを知りたいと思っています」と語っている。そして「米軍関係者の安全とセキュリティ、そして我々の活動や機密性の高い活動に関わる正当な疑問があることを理解することが重要だと思います」と発言した。

 また、ヴァル・デミングス議員は「私たちの安全とセキュリティは常に重要であり、国家安全保障は最優先事項です」と述べた。また委員会の議長であるアダム・シフ議員は「今回のブリーフィングは興味深く、目を見張るものであった」としながらも、公的な報告書が発表される前であることから具体的な内容についての言及は避けた。

 また、UFO調査の責任者であるアンドレ・カーソン議員は、考慮すべき安全保障上の問題があることから、報告書の内容に関する公聴会が開かれることを期待していると語る。

 マイク・クイグリー議員は「この画期的な報告書は、UFOがようやく真剣に受け止められるようになったことを示している。これは、私が今まで見てきた中で、最も大きな方針転換」と述べた。クイグリー議員は1997年に公開されたカール・セーガンの小説を映画化したSF映画『コンタクト』を引き合いに出し、「この報告書が未確認航空現象に関するすべての答えとなりうるわけではなく、説明できないこともある」と認めた上で、宇宙にはまだ人間の理解を超えた謎がたくさんあるため、報告書の内容に過度な期待を抱かせないように注意を促している。

 果たして、提出された報告書には何が書かれていたのか。そして報告書の中身が公開される日はくるのだろうか?

参考記事
UFOs could threaten US security, pols say after Capitol Hill briefing(New York Post)より
https://nypost.com/2021/06/16/ufos-could-threaten-u-s-security-pols-say-after-briefing/

関連記事

タグから探す


ミステリー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

ミステリー→

もっと見る→

注目タグ