すでに堂本光一、堂本剛ともにソロ活動もしている。剛は02年からスタートさせており、プロジェクトのコンセプトごとに名義を「244 ENDLI-x」「剛 紫」「ENDRECHERI」と変え、作詞・作曲・編曲・演出も担ってきた。
ジャニーズアーティスト以外に楽曲提供もしており、ももいろクローバーZには18年、2枚同時リリースされたオリジナルアルバム「白金の夜明け」の収録曲「桃色空」(ピンクゾラ)を作詞・作曲・編曲・ギター演奏。MISIAのベストアルバム「MISIA SOUL JAZZ BEST 2020」の収録曲「あなたとアナタ」に作詞・作曲、ボーカルとして参加している。
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昨年12月には、NHK・Eテレの子ども向け番組「シャキーン!」に提供。ファンクをベースにしたオリジナルソング「前のめリズム」を作詞・作曲、歌唱している。
「ファンクは剛さんの代名詞。昨年は『堂本剛FUNK同好会』というユニット名で大型歌番組『2020 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演。吉本芸人の小籔千豊、野性爆弾・くっきー!、ゆりやんレトリィバァらと番組のために書き下ろした楽曲『しすてむ』を演奏、熱唱しています」(音楽番組の現場スタッフ)
関西(奈良県)出身とあって吉本芸人に造詣が深い。11年にはマニアックな深夜のネタ番組「あらびき団」(TBS系)に出演していたキュートンのために曲を提供している。
キュートンとは椿鬼奴、くまだまさし、アホマイルド坂本、クニ、しんじ、増谷キートンによるパフォーマンス集団。剛が同番組とキュートンのファンであることを聞きつけた番組スタッフが無理を承知でオファーすると、快諾。テクノと和を融合させたパフォーマンスソングを1人で作り上げた。
「ほぼボランティアだったそうです。キュートンを応援する気概だけでプレゼントしたので、音源化はされず、今後も予定はありません。まさに幻の名曲といえるでしょう」(前出・現場スタッフ)
ミュージシャンとしてだけではなく、独演による大喜利イベント「小喜利の私」を12年から開催。今月で9周年を迎えた。
音楽から大喜利まで。剛は、心を豊かにしてくれるものに敏感なのだ。
(伊藤由華)