メインイベントでは、仙女のDASH・チサコと、マーベラスの桃野美桜がシングルマッチで対戦。4月29日から6月13日に延期となったGAEAISM『GAEAISM ―Decade of quarter century―』東京・大田区総合体育館大会で、チサコはマーベラスの響とハードコアマッチを、桃野は門倉凛、X(マーベラス所属選手)とのマーベラストリオで、橋本千紘&岩田美香&X(仙女所属選手)との対抗戦がそれぞれ決定している。
試合は、いきなりチサコが場外戦に持ち込み荒れ模様。チサコの猛攻に桃野が耐える展開が続いたが、ホルモンスプラッシュでトドメを刺そうとしたまさにその時、リングサイドに響が乱入してくると、それに気を取られたチサコを桃野がドロップキックから「開発中」だったモモ☆ラッチで丸めてカウント3。桃野がチサコから金星を挙げるハプニングが発生した。
試合後、響がチサコを挑発すると、二人は揉み合いになる。これを桃野が引き裂き、「不本意だよ!でも勝ちは勝ちなんだよ!」とさらに挑発。門倉も岩田を挑発したことから、仙女とマーベラスの選手同士による大乱闘に発展。ここでマーベラスのKAORUが仲裁に入り、響に「お前はマーベラスの恥なんだよ!ハードコアなめんなよ!」と喝を入れる。怒りが収まらないチサコ。KAORUが「次のマーベラスでやれ!これ以上、GAEA JAPANに傷をつけるな!」と言って場を収めている。
その後、マーベラスは19日の新木場大会で、KAORUと響とチサコによる3WAYマッチと、桃野&門倉と橋本&岩田のタッグマッチをRoad to GAEAISMとして開催すると発表。マーベラスの長与千種、仙女の里村明衣子という2団体の代表がいない中、熱いぶつかり合いが見られたのはいいこと。この殺伐感こそが、GAEAISMに求められていたことだけに、マーベラス新木場大会は大いに期待したい。
(どら増田)