イギリス・カンブリアで、34歳の男と24歳の妹が、当時56歳の男性の口にケバブを押し込み殺害した事件で、兄と妹に有罪判決が言い渡されたと海外ニュースサイト『The Daily Star』と『Mirror』などが5月4日までに報じた。
報道によると2019年3月、兄と妹は酔っ払った状態で電車に乗ったという。2人は持ち帰り用のケバブをそれぞれ持っていたそうだ。
電車に乗るとたまたま同じ電車に56歳の男性とその友人が電車に乗っていた。兄と妹は男性と顔見知りだったため、兄と妹は男性と電車で談笑したり冗談を言い合ったりした。男性はその後、車内で寝たそうだ。すると兄と妹は寝ている男性の口に、持っていたケバブを無理やり押し込んだという。兄と妹は酔っ払っていた。男性は目覚めて嘔吐。立ち上がろうとしたが、ケバブの肉がのどに詰まり、その場に倒れて呼吸困難になったそうだ。『Mirror』によると、男性も電車に乗る前に酒を飲んでいたという。
現場を目撃した近くにいた乗客が、救急隊員に連絡した。隊員が到着するまでの間、当時介護士であった妹が、救急隊員からの指示を受けながら「ハイムリック法」という、のどなどに詰まった異物を取り除く応急処置をした。その後隊員が到着し、男性は病院に運ばれたが翌日、死亡したという。
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この度、兄と妹が男性を死なせたことに対する裁判が行われ、兄と妹には過失致死罪の有罪判決が下された。兄と妹側と被害者の男性側が裁判でどのような主張をしたのかなど詳細は明かされていない。なお、兄と妹の具体的な処罰については、後日、宣告されるという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「ケバブを口に詰め込むなんて、酔っ払っていたとしてもやってはいけないことだと分かるはず。兄と妹はいい歳してそんな判断もできないのか」「最低なニュース。男性が気の毒すぎる。兄と妹には重い罰を与えてほしい」「裁判の内容は分からないが、兄と妹が間違いなく悪いけど、男性が酔っ払っていたことも窒息の原因になったのかもしれない」「お酒は判断を鈍らせる。ほどほどにすべきである」などの声が挙がっていた。
酒は適量を心がけて飲むべきであろう。
記事内の引用について
「Man died after siblings shoved kebab in his mouth while he slept on train」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/man-died-after-siblings-shoved-24035249
「Siblings who pushed kebab into mouth of drunk, sleeping man guilty of manslaughter」(Mirror)より
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/siblings-who-pushed-kebab-mouth-24035042