第6話は、みちお(竹野内豊)が弁護士時代最後に担当した事件に関係する、志摩総一郎(羽場裕一)という男が被害に遭った窃盗事件をイチケイで扱うことに。前科6犯の窃盗犯・岸田(バカリズム)が会計事務所所長の志摩の自宅に忍び込み、現金113万円を盗んだ事件で――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
みちおたちの調べにより、岸田は113万円ではなく2億円を盗んだ疑惑が浮上。さらに、この窃盗事件を調べていた記者・真鍋(坂口和也)が何者かに突き飛ばされて脳死状態(その後死亡)になっていたことも判明した。しかし、これらの展開に視聴者からツッコミが集まっているという。
「結局、岸田が本当に盗んだお金は2億円。最終的には志摩が国税庁黙認の元に大手企業の脱税指導をしていたという大不祥事まで明らかになりました。志摩は逮捕され、一件落着――のような雰囲気となりましたが、記者の真鍋を突き飛ばした犯人は最後まで分からず、捜査も描かれず。さらに、真相が明らかになったのは、真鍋が突き飛ばされる前に残しておいた手帳のおかげだったのにも関わらず、捜査に回さずにみちおたちが勝手に真鍋の妻に返してしまうという展開も描かれました。これに視聴者からは『捜査しないの…?』『いやいや、奥さんは夫を突き飛ばした犯人捕まえてほしいでしょ』『すっきりしない。モヤモヤだらけ』というブーイングが噴出していました」(ドラマライター)
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また、今回明かされた、みちおが弁護士から裁判官になった理由にも困惑が集まった。
「裁判官になりたての頃、みちおは日高(草刈民代)に対し、裁判官になった理由について、『どうして? を全部やってみようと思って』『例えば現場検証。今まで何度申請しても断られた。弁護士から見た刑事裁判官に思う、“どうして?”それを全部実践してみようと思います』と語っていました。しかし、これに視聴者からは『弁護士なら自分で検証して証拠化して提出するものでは?』『いや、弁護する側が無実の証拠見つける努力をすればいい』というツッコミが寄せられました。裁判官が『捜査』と称して毎回現場検証を行うのはなかなか非現実的な設定ですが、裁判での現場検証にばかりこだわるみちおに疑問が寄せられてしまいました」(同)
法廷ファンタジーとも化している本作。今後、視聴者の疑問は解消されるのだろうか――。