「彼は、ゲテモノ好きだったんです。昆虫や爬虫類系の料理を出すお店に行っては、写真を撮ってSNSに上げていました。ただ、私に勧めてくるわけではないので、問題はなかったんですけど。
ある時、彼の家に遊びに行ったら、ベランダから“クルック~”という声が聞こえてきました。彼の留守中に、ハトが勝手に巣を作っていたんですね。でも、後日彼の家を訪れた時、それがなくなっていました。彼に聞くと、“どっか行った”と。特にその時は気にしていなかったんです」
それからしばらくは、ハトのことは忘れていたそう。すると、彼の周りに不思議な現象が起き始めたのだとか…。
>>男女の営みを撮影したがる彼に~女がドン引く瞬間~<<
「彼と一緒に公園に行ったんですね。ベンチに座っていたら、ハトが1羽飛んできたんです。なんとなく見ていたら、ハトがどんどん増えてきて…。いつの間にか数十羽のハトに囲まれていました。別にエサをあげているわけではないのに。そんなことが続くようになって、ベランダのハトのことを思い出したんです。もしかして、彼、食べたのではないか…と。
その後、彼とは別の原因で別れました。ハトのことは結局、聞けずじまいでした。ただ、たまに彼のSNSを覗くことがあって。野外で撮った写真を見ると、よくハトが写っているんです。それを見ると、なんかゾッとします」
ハトに恨みを買うようなことをしてしまったのだろうか。真相は分からないが…。とにかくどんな生き物でも、命を軽々しく扱ってはいけない。
写真・Valters Krontals