「私が前に勤めていた会社で、付き合っていた彼の話です。彼はとにかく人と交わろうとしないタイプでした。飲み会は一切不参加。お昼休みも、一人でどこかへ出かけて済ませてくる人で。周りから腫れ物に触るような扱いをされていましたが、私はそんな彼のことが無性に気になったんです。
だから、私の方から食事に誘いました。何度か断られはしましたが、やっとOKしてくれたんですね。焼肉が食べたいというので一緒に行ったんです。ただ、“テーブルは別がいい”と言われてしまい…。一緒に店に入ったものの、テーブルは別々。店員さんにも不思議な顔をされました」
とにかく孤独を愛する彼。一筋縄ではいかなかったものの、奈々さんの猛烈なアプローチにより交際に至る。そして、初めて彼の家を訪れた時のことだ…。
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「彼の部屋は趣味のものが多かったですね。漫画やフィギュアなど、所狭しと置かれていました。そして夜。彼は私の分の布団を用意してくれていました。一緒に寝たいと思ったけど、彼の性格からして仕方ないとも思いました。
寝る時間になり、しばらくして私の方から彼の布団へ。抱き合ってキスをしたんですね。いい感じだな…と思ったんです。けど、彼が私の耳元で言いました。“オ〇ニーを見せて欲しい”と。二人でする行為よりも、お互いに見せ合う方が興奮すると言うのです。これにはさすがに引きました。
その後、頑張って半年ぐらいは付き合いましたが、やはり単独行動が多く、だんだん付き合う意味が分からなくなり、別れました」
孤独を愛するのもいいが、どこかで譲歩する必要がある。人は一人では生きていけないことを、彼がいつの日か気付くことを願おう。
写真・Sébastien Bertrand