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K-1武尊が那須川天心戦に言及!「真剣を持っている選手。いい試合になる」

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武尊

 29日、都内にて「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」日本武道館大会の一夜明け会見が行われた。

 武尊はK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチでレオナ・ペタスを迎撃。1R終盤に左フックでダウンを奪うと、2Rに右ストレート、右フックで立て続けにダウンを奪い、KOで2度目の王座防衛に成功。見事な勝利で大会を締めくくった。

 歴史に残るKO劇を見せた武尊は「本当、試合的にはレオナ選手は今K-1で戦う中で最高の相手だと思ってたんで、強さも本当にわかってたし。もちろん、勝つつもりではいたんですけど、打ち合ったらどっちが倒れるかわからない相手だなって思っていました。作戦ではパンチの打ち合いは避けようと思っていて、レオナ選手は内側からのストレートを打ってくる選手なので。僕、打ち合いになるとフックが多くなるんで、相性的はあんまりよくないなっていうのもありました。あと、一年ぶりの試合というのもあったんで、ちょっと感覚見ながらやろうと思ってたんですけど。向かい合って試合始めた時に、この人と打ち合いたいなって思える選手で。勝利を優先しないといけないんですけど、昨日は自分の中の楽しみを優先して戦ったんで、それが逆につながったのかなと思います」と試合を振り返った。

 前日に初めてK-1の会場に姿を見せた那須川天心戦については「もちろん試合なんで、絶対に負けたくないし。この数年、ずっと言われてきて。武尊の方が強い、天心選手の方が強いっていう論争みたいなものがずっとあって。自分より強いと言われてる人がいるのは格闘家として悔しいし許せないし。それはずっとあったんで、やっぱ勝って、立ち技最強はK-1だというのを証明したいっていうのもあるし。なんですけど、やっぱり格闘技という一つの大きなジャンルとして、勝ち負けは決まるんですけど、格闘技のパワーっていうのはこんなに大きいっていうのを、たくさんの人に知ってもらえる機会でもあると思うので、そういううれしさもあります」と改めて対戦に意欲。

 天心が55kgに落として対戦しようとしているが、体重について質問が飛ぶと、「それもちょっと、昨日の試合に勝たないと、やる権利がないと思ってたんで。この試合が終わるまでは、何もまだ話も進んでないし。勝って、そこから関係者の方たちと話し合って決めていくことだと思うので。これからっていう感じですけど、お互い納得いく体重でできたらいいなと思っています」とこれから考えるようだ。

 昨年の大晦日に天心選手に「武尊選手はどんな存在?」と聞いたら、「悟空とベジータ、ナルトとサスケ」って言ってたが、武尊選手にとっては?と聞かれると、「ナルトがちょっとわかんないんですけど(苦笑)。悟空とベジータだったら、僕が悟空でいいんですかね?(向こうも悟空のつもりらしいが?)僕も悟空が好きなんで(笑)。そんな感じじゃないですかね」と少し困惑しながら答えた。

 最後に天心選手にはそれを超える、“リング上のいい友達”になってほしい?という質問に関しては「まあ、わかんないですね、リングに上がるまでは。(感じない可能性も?)その可能性もありますよね。でも、真剣を持ってる選手だと思うので。いい試合になるんじゃないですかね」と武尊の中で描いている試合のイメージを明かしている。

 ドリームマッチ実現に向けてお互いに条件はクリアしただけに、後は大人の話し合いで調整されることになるだろう。ベストなタイミング、ベストな舞台で開催してもらいたい。

(どら増田 / 写真(C)K-1)

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