>>前編:<実録!不倫カップルの顛末>夫の幼馴染と不倫…男女4人の絡み合ういびつな関係<<
「4人ともお互いの浮気を知っているのに誰も何も言わない…そんな不思議な関係が続きました。そして、4人で会った後の夫は必ず欲情していて、激しく私を抱くことが増えたんです。私も夫が求めてくれるのが嬉しくてY美との仲は言及しませんでした。むしろ4人で会う機会が増えたほどです。2人の目を盗んでK郎が私にキスしたり、テーブルの下でスカートに手を入れてきたり…夫とY美と同じようなことをしているので、余計に刺激されてエスカレートしていきました。寝取られって言うんですかね?4人共、その傾向に興奮する性格だったのかも知れません」
夫婦交換とはまた違う不可解で刺激的な関係。小説や漫画であれば、この後さらにスリリングな展開となるが、実際はそうはならなかった。志穂さんがこの関係に「飽き」を感じてしまったのが原因だ。
「ある日、本当に突然この関係が馬鹿馬鹿しくなったんです。なんというか…幼馴染の彼ら3人のおもちゃにされているような気がしてしまって…後はあなたたちで勝手にやってという気持ちでした。K郎とは別れて夫にも離婚を提案しました。でも、意外なことに夫は私の提案を拒否しました。それから何度か話し合ってやり直すことにしたんです。今は、地元を離れ、お互いK郎ともY美とも連絡を取っていません」
あっけないほど簡単に終わった伴侶同士のW不倫の顛末。夫は憑き物が取れたように、志穂さんを大切にしてくれているという。
「もしかしたら、夫は『初恋』『幼馴染』という腐れ縁に縛られていたのかも知れませんね」。志穂さんは最後に、そう締めくくった。