「13歳です」。現役の進研ゼミ会員である松本。現役中学生の2人に挟まれて笑顔を振りまいた。「子どもが高校生と中学生で、勉強をなんとか共有したいと思って入りました」。藤岡弘、の三女で女優・モデルとして活躍する藤岡舞衣。進研ゼミに入ったのは「幼稚園の頃。しまじろう(『こどもちゃれんじ』のイメージキャラクター)時代から使っています」。鈴木兄弟姉妹の長女である鈴木夢は「小学校1年生の準備号から」ということで、ともに生粋の進研ゼミ生。多忙な合間をぬって勉強に取り組んできた。
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発表会では中学1年生の問題にも挑戦。学習の深まり具合を示す「習熟スコア」では、先に発表した藤岡と鈴木が高得点を連発し、松本にプレッシャーをかける展開に。松本は「こういう緊張感は初めて」と苦笑いしながらも、最高得点を記録し面目を保った。鈴木は、4月から導入される新システムを「今、自分がどのレベルにいるかが明確になるので良いと思います」と評価。藤岡は「お父さんに怒られないくらいの点数で良かった」と胸をなで下ろした。「怒っちゃうんですか?」という司会の振りに「怒るというより『次、頑張れよ』と諭すというか。圧です」と藤岡家のコミュニケーションを明かしていた。
芸能一家の3人は、それぞれの家訓も公開。俳優の兄・福を筆頭に兄弟姉妹で芸能活動をする鈴木家の家訓は「素直で人に好かれる人になろう」。「芸能活動と学業の両立は周りの協力があってできることで、常に感謝の気持ちを忘れず応援してもらえる自分になるために心がけています」と笑顔で語った。藤岡家は「何事にも努力 すべてに無駄はない」。「お父さんのようなマルチな人になれるかなと尋ねた時に言われた言葉。『努力した分、結果は必ず返ってくるよ』と言われ、何かをする時には、この言葉を思い出して取り組むようにしています」と父譲りのストイックな一面をのぞかせた。
松本家は「一意専心」。「一つのことに専心するという意味。勉強でも遊びでも一つ興味を持ったらとことんやる。自分もその環境づくりを心がけています」。自主性を伸ばす子育てを行うかたわらで、自身も「何かを身に付ける時にはいろんなやり方を考えます。踊りの場合はテンポをゆっくりにしたり、手を使わなかったり、鏡を見たりと、同じことをやるにもいろんな稽古方法を自分で考えます。できなかったことができる、知らなかったことを知る喜びにつながるんじゃないか」と持論を展開した。
(取材・文:石河コウヘイ)