警察によると、男は9日午後8時50分頃、太子町のスーパーで商品に付けられているバーコード付きのシールを他の安い商品に付け替え、セルフレジを通過した疑い。会計を済ませ何食わぬ顔をしていたが、1,036円支払うべきところを75円しか支払っていなかった。
男は以前からこのスーパーでセルフレジを悪用していた模様で、店側が警察に被害を相談していた。そして9日、来店したとの通報を受け警察官が監視していたところ、犯行を確認。窃盗の疑いで現行犯逮捕した。男は警察の取り調べに対し、容疑を認めているという。
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セルフレジはコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで急速に普及している。客に会計をさせることで、人件費をカットできることが最大の魅力だが、今回のような「悪用事件」も少なくない。
2020年12月にも、同じ関西圏の和歌山県海南市で、来店した女が卵など3点の商品を購入する際、半額シールを不正に貼り付け、セルフレジで精算する事件が発生している。このケースでも、店側が事態を把握し警戒した上で警戒し、犯行を確認したところで逮捕となった。この他にも、セルフレジを悪用した事件が報告されている。
セルフレジは今後も普及する可能性が極めて高いと思われるが、バーコードの張り替えなど、不正への対応が甘く、「性善説に立ったシステム」という声がある。システムで防止するには限界があるとも言われるセルフレジの不正。今後どうなっていくのだろうか。