前作は、山田孝之演じる伝説のAV監督・村西とおると仲間たちの狂乱を描き、2019年8月に配信されるやいなや大ヒットを巻き起こし、すぐさま続編の製作が決定した。
前作では、ヒロインであるAV女優・黒木香役を演じた女優の森田望智が、まさに一糸まとわぬ体当たりの演技でブレイクしただけに、恒松にも大きな期待が寄せられる。
恒松は大手芸能事務所・アミューズに所属。子役としてさまざまな作品に出演した後、近年では香取慎吾主演の「凪待ち」(19年)、メガホンを取った黒沢清監督が「第77回ヴェネツィア国際映画祭」のコンペティション部門銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した「スパイの妻」(20年)などに出演。すでに、21年度前期放送のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演が決まっているにもかかわらずの問題作への出演となった。
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「当然、過激な濡れ場もあるだろう。本来、NHKとしては朝ドラ女優がそういう作品に出演するのは歓迎できないはずだが、昨年大みそかの紅白で大泉洋が白組司会を務めるなど、アミューズとはかなり太いパイプがあるだけに異例のOKが出たようだ」(芸能記者)
恒松は「全裸監督」の出演が各メディアで発表された際、「オファーをいただいた時は本当に驚き、たくさん悩みました。でも怖いとか逃げたいよりも、やりたい。逃したく無い。が勝ちました」とコメント。
オファーを受けるにあたり、かなりの“覚悟”を決めたようだが、その背景には「全裸監督」の出演者の存在があったようだ。
「村西監督のイケイケのアシスタント役で出演する女優の伊藤沙莉とは、昨年公開された伊藤の主演映画『タイトル、拒絶』で共演。伊藤の女優としての芯が通った姿に多大なる影響を受け、『全裸監督』のオファーを受けた際には伊藤に相談し、後押しされたようだ」(映画業界関係者)
恒松の今後の女優としてのステップアップは確約されたようだ。