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DeNA・三浦監督、就任会見での発言が早くも実現? 梶谷が抜けた「1番・中堅」にも新星出現か

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三浦大輔監督

 サイレント。いや、本当の意味でチームが変わるとは、こういうことなのかもしれない。

 横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督は、キャンプ第2クール最終日の2月9日、「段階を追って上がってきている」と、手応えを語っていた。

 指揮官が交代し、練習メニューも少しだが見直された。バント練習に30分も費やし、フリー打撃はマシンではなく、「対投手」にするなど、より実戦的な内容となっている。

 「新しい練習メニューを取り入れたわけではありません。『重点を置く個所』が変わっただけ」(プロ野球解説者)

 昨季のチーム総本塁打数135、チーム打率2割6分6厘は、ともにリーグトップ。しかし、犠打、盗塁はワーストだった。

 投手出身の監督らしく、堅実に1点を取り、それを継投策と守備で守り切るスタイルに変えたいのだろう。長時間のバント練習などがその一環である。

 もっとも、バットを寝かせて打球を転がす練習は“地味”であり、選手も集中しなければならないので“無言”となる。一見、活気がないように感じるが、チームは確実に変わりつつある。

 そんな“無言の改革”は投手陣にも見られた。

 「三浦監督は先発ローテーション入りさせるピッチャーをまだ明言していません。打順もポジションも」(チーム関係者)

 前政権ではキャンプイン早々に、先発オーダーや投手編成を明言していた。三浦監督の頭の中に青写真はあるはずだが、明言しないことで投手陣をヤル気にさせているのだろう。

 「エースの今永、東が復帰できるのかどうか分かりません。昨季ブレイクした大貫、平良も2年続けて活躍できるのか分からないし、ルーキーイヤーに活躍した投手が翌年に故障離脱する傾向も続いています。投手力全体を底上げしないと」(前出・プロ野球解説者)

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 DeNAは担当制が確立しているチームでもある。データ解析の作戦担当、トレーニングやリハビリに関する専門家もいて、スコアラーも他球団から一目を置かれている。

 「現場コーチは、トレーニング・リハビリ担当に口を挟みません。トレーニング担当も選手が自分の手を離れたら、現場コーチに口を挟みませんが」(前出・チーム関係者)

 担当制による棲み分けができているのは、むしろ良いことだ。しかし、全てを統括する監督の立場からすれば、どこまで関与していいのか、そのさじ加減が難しい。

 三浦監督は就任会見で「一、二軍の情報共有も」と話していたが、この言葉にはチームの内情が秘められていたわけだ。

 梶谷の移籍で空席となった「1番中堅」を狙い、神里和毅が目の色を変えていた。ドライチ投手の入江大生(明大)、2位の牧秀悟(中大)も順調な仕上がりを見せていた。

 「4年目の宮本秀明が良い。外野の定位置争いに食い込んできそう」(前出・プロ野球解説者)

 新戦力の出現、選手がヤル気になっているということは、三浦監督が担当コーチを巧みにプロデュースしているのだろう。(スポーツライター・飯山満)

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