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刑務所でクラスターが発生「マスクは薄い雑巾」元受刑者が語るずさんすぎる刑務所内のコロナ対策

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画像はイメージです

 社会と隔絶した空間であるはずの刑務所でさえ、新型コロナウイルスの脅威からは逃れられないようだ。1月、千葉刑務所で46名、函館少年刑務所で6名のクラスターが判明。両施設の感染者数は2月に入っても増え続けている。10畳ほどの雑居房に6~8名の受刑者が押し込まれている刑務所は「密」の最たる場所だ。ひとたびウイルスに侵入されたら間違いなくクラスターが発生する危険空間だ。

 そんな刑務所のコロナ対策はどうなっているのか。約4年半の刑期(詐欺)を終え、正月明けに北関東の某刑務所から出所したばかりのT氏(48歳)に話を聞いた。

 「雑居房でテレビは見ることができたので、コロナ禍のことは知っていました。僕が入っている間は、幸い感染者は出ず、体調不良を訴える人もいなかったけど、毎日不安でしたね。刑務所の場合、ウイルスを持ち込むのはだいたい刑務官でしょう。奴らはマスクこそ着けてますが、しょっちゅう大声でどなったりしてるので。正直、怒られてどうこうというより、コロナをうつされないかどうかが怖かったです(笑)」

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 密を避けたり、手指消毒など一般的な対策は行われていたのか。

 「アルコール消毒なんてありません。刑務官は『コロナがはやっているからしっかり手を洗うように』なんて言ってたけど、手を洗う時間は1人5~6秒で水洗い。しっかり洗うなんて無理なんです。密を避けろと言ったって、そもそも日本の刑務所は人員過剰なので受刑者を雑居房に詰め込むしかない。1人分のスペースは畳1枚ほどなので、毎日が密ですよ。コロナを気にしてる受刑者もほとんどいないですしね」

 では、マスクはどうか。

 「本気で感染予防をする気なら、マスクくらいちゃんとしたのを受刑者に配るべきだけど、受刑者用のマスクは“雑巾”で作った粗末なもの。洗濯工場勤務の受刑者がミシンを使って手作りするんです。薄い雑巾用の布なのでスッカスカ。とても飛沫を防げるとは思えない代物でした。結局、大した感染対策も行われず、受刑者なんて“人間以下”の扱いなんだなって痛感しましたね」

 このように刑務所内のコロナ対策はずさんそのもの。クラスターが発生するのも当然と言える。

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