問題となっているのは、今月頃からネット上で目撃情報が聞かれるようになった日本維新の会のポスター。吉村知事と日本維新の会所属で兵庫県尼崎市議会議員を務めている光本圭佑氏が載ったものとなっている。
しかし、ポスターに記された「日本維新の会」の表記は、明らかに人気漫画『鬼滅の刃』のタイトルロゴを模したもの。さらに余白は、主人公の竈門炭治郎が纏っている羽織を連想させる緑色と黒色の市松模様となっていたほか、「心を燃やせ!」という、人気キャラクター・煉獄杏寿郎の名言も記されていた。
このポスター写真はネット上で拡散され、ネット上では「人気漫画を政治利用するなんてひどい」「人気作に便乗しただけ」「作品を貶めないでほしい」といった批判が相次ぐ事態に。また、実際に集英社に問い合わせたといった報告も相次いでいた。
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この騒動を受け、『鬼滅の刃』が連載されていた『週刊少年ジャンプ』は4日に公式ツイッターで【お知らせ】とし、「一部政治家のポスター等に『鬼滅の刃』の作品イメージを利用したものが見受けられます」とこの騒動について言及。その上で、「株式会社集英社および週刊少年ジャンプ編集部は、これらについて一切の関与をしておりません」とアナウンスしていた。
一方、光本氏は自身のブログで今回の騒動について謝罪。ポスターを制作した経緯について、集英社の知的財産課に確認を取った上でデザインしたといい、「政治に関心の薄い世代にいかにして興味を持って頂くかを模索し続けてきた結果、今回のポスターを作成することとしました」と説明。新しいポスターが出来次第、現在のポスターを張り替えるとした。
人気作品だからこそ、海賊版グッズや模倣品も問題となっている『鬼滅の刃』。政党の安易なオマージュに、多くの冷たい声が集まってしまっていた。
記事内の引用について
少年ジャンプ公式ツイッターより https://twitter.com/jump_henshubu
光本圭佑公式ブログより https://ameblo.jp/keisukemitsumoto/