同プロジェクトでは、TBS、俳優の堺雅人らが所属する芸能プロダクション「田辺エージェンシー」、作詞家の秋元康氏の3者がタッグを組み、全国の10代の女性を対象に、将来ドラマで活躍する女優を発掘するという。
きっかけは、秋元氏の「ドラマや映画の企画を考える時に、出会ったことがないタイプの無名の俳優を大抜擢したい気持ちになる」という言葉。
これに、TBSの佐々木卓社長と田辺エージェンシーの田邊昭知社長も賛同し、オーディションの開催を、という思いで一致したとのだとか。
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応募条件は「満10~満19歳(応募時点)」「日本語でコミュニケーションが取れる」など。同プロジェクトの公式サイトで今月17日から募集をスタートし、選考を経て来年4~6月に最終審査を行い、合格者としてプロジェクトメンバー(10~20人)を選出。
プロジェクトメンバーは女優になるための育成カリキュラムで特訓を受けた後、同局の連続ドラマに出演予定。オーディションの過程は、最終審査を中心に密着番組として放送するというのだが…。
「日本テレビが大成功したNiziUのメンバー選考プロジェクトのパクりと言われていて、そのビジネスモデルにすがるしかなかったようだ。ガールズグループだとあまりにも露骨で、おまけに二番煎じで売れるはずがなく、女優プロジェクトにしたのだろう。とはいえ、音楽に比べて、そこまでの収益は生み出せないはず」(芸能記者)
さらに、女優の場合、せっかくの“金の卵”を発掘できたとしても、そこから先が難しいようだ。
「秋元氏はアイドルグループでは実績があるが、女優はない。さらに、田辺エージェンシーも一から女優を育て上げるような事務所ではない。その両者とTBSがバックにいる女優だと『ゴリ推し』などと批判を浴びてそこまで人気が出ないのでは」(同)
「我こそは」と思う女優志望者も、そのあたりのことをよく考えた方が良さそうだ。