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貴闘力氏、角界の壮絶ないじめを暴露 「出刃包丁持って立ってた」“殺人未遂現場”に出くわした衝撃のエピソードも語る

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画像はイメージです

 元関脇・貴闘力氏が2日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現役時代に部屋で目撃した衝撃の光景を明かした。
 
 今回の動画で貴闘力氏は、現役時に所属した藤島部屋で見聞きしたいじめをテーマにトーク。その中で、ある弟弟子がいじめの主犯格である兄弟子を刺殺しようとしていたという話を暴露した。

 動画内で具体的な日時や実名は明かされていないが、当時の藤島部屋ではある兄弟子による、殴る蹴るなどの行為が横行していたという。その兄弟子に3万円ほど払えばいじめを回避できたというが、ある弟弟子は母子家庭で金銭を工面できず、兄弟子から容赦ないいじめを受け続けたという。

 そんな中、貴闘力氏はある晩、寝ている時に気配を感じたという。目を開けると「(その力士が)いじめる奴の前で、ちゃんこ番(用)の出刃包丁を持って立ってた」と、刃物を持った弟弟子が寝ている兄弟子のそばに立っている光景が目に飛び込んできたという。

 期せずして、弟弟子が兄弟子を刺そうとする場面に出くわした貴闘力氏だが、自身もその兄弟子を憎んでおり、とっさに止めるようなことはしなかった。逆に「殺してくれたら楽だな、殺してくんねえかな」と弟弟子が凶行に及ぶのを待っていたという。
 
 ただ、その弟弟子は決心がつかなかったのか、10分、20分が経過しても包丁を持ったまま動かなかったとのこと。貴闘力氏はその弟弟子に近づき、「ためらってそんなことするぐらいならやめとけ」となだめてその場を収めたと語っていた。

 貴闘力氏はこのほか土俵上で受けたいじめや、ちゃんこを巡るトラブルについても話している。

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 今回の動画を受け、ネット上には「シャレにならない話だな、一歩間違えれば大事件だぞ」、「包丁を持ち出してる時点で、その弟弟子が相当追い込まれていたことがうかがえる」、「見ていた貴闘力がそのまま殺せって思ってるのもまた異常だな」、「笑いながら振り返るってことは、当時としては別に大した話じゃないってことなのか?」といった反応が多数寄せられている。

 貴闘力氏が所属していた藤島部屋(後の二子山部屋、貴乃花部屋)は1982~1993年に存在した部屋で、貴闘力氏をはじめ若乃花(元横綱)、貴乃花(元横綱)、貴ノ浪(元大関)、安芸乃島(元関脇)などを輩出した名門。ただ、動画内で貴闘力氏は若貴兄弟については触れていないため、今回のエピソードは貴闘力氏が入門した1983年3月から若貴兄弟が入門した1988年3月の間に起きたものと思われる。

 貴闘力氏は今回のエピソードについて、動画内で時折笑いを交えながら語っている。一昔前の角界では、これくらいの出来事は特に珍しくはなかったということなのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg

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