とんねるずがデビューしたのは、1980年代に放送されていたお笑いのオーディション番組『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)出演がきっかけ。同じ高校の野球部だった石橋、サッカー部だった木梨憲武のいわゆる“部室芸”で、当時としてはセンセーショナルなネタを披露した。石橋は「(審査員の)京唄子師匠、鳳啓助師匠、桂米丸師匠はポカーンとして“君たちは何がしたいんだ”って顔をしている中、タモリさんだけが『何が何だか分からないけどいい』って。(漫画家の)赤塚(不二夫)さんもそう言ってくれたんだけど」と振り返った。
「石橋も木梨も公の場で何度もこの話をしていますが、2人ともにタモリと赤塚さんには相当な恩を感じているようです。2014年、『森田一義アワー笑っていいとも!』(フジテレビ系)の終了が決まった際、真っ先に動いたのが2人でした。番組終了間際になってレギュラーに加入。最後まで盛り上げました」(芸能ライター)
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また、2018年に代表番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了したことについて問われた際には「人生のほとんどを懸けていた番組ですし、それが終わってしまって、精神的にもあまりよくなかったですね。そのあとテレビの仕事も少なくなってきて、戦力外通告だなと」と回顧。“定年”とまで表現した。その2年後の2020年、演出家のマッコイ斉藤と共にYouTubeを始動し、大成功を収めている。
そんなことをきっかけに、同11月、新しい地図がMCを務める『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)にもゲストに呼ばれた。番組では、香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛へ挨拶をする様子が流れ、「中居(正広)くんは?」と石橋。香取が「今日はいないです」と切り返す様子も流れた。
視聴者の反応も上々で、「タモリさんのこの話は何回聴いても凄いし、それがなかったらバラエティの超重要な歴史が消失してたかと思うと奇跡だよなぁ」「よっぽど感謝してるんだろうなタモリさんに」「中居くんは?今日はいないですね〜まで使ってくれて3人も沢山映してくれて嬉しかった〜」とSNSで大盛り上がりとなっていた。