この日の番組では、新型コロナウィルス感染者の自宅療養が増加している問題を取り上げていた。まず、キャスターの羽鳥慎一アナウンサーがパネルを使って、自宅療養で体調が急変し死亡した神奈川県の50代男性のケースを紹介した。これは、既往症もなかったため自宅療養していた男性に対し、保健師が25日に体調を確認した際には軽症と判断されたものの、翌日体調が急変し自宅で死亡していたというもの。
これを受けて、ゲストの東京歯科大学の寺嶋毅教授が、自宅療養が増えていることを危惧。また、コメンテーターの長嶋一茂も「急変して死亡していることがコロナの恐ろしさだ」と感想を述べ、「早い段階で病院に入れていれば処置ができたはず」と話した。
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続いてコメントを求められた玉川氏は「自宅療養という言葉もほんとは良くない」と話し始め、「感染者から見たら放置ですよ、自宅放置なんですよ。自宅にいる間、いっさい現代治療へのアクセスが受けられないんですから」と憤った。また、「自宅療養なんて言葉をつけちゃっているから、いかにもみんなそれを受け入れちゃって、当たり前だと受け止めて、しょうがないんだと思っている人が相当いると思うのですけど、これはしょうがない話じゃない」と持論を展開した。
番組はこの後、65歳以上の新規感染者が増えていることへ話題が移っていったものの、玉川氏は先ほど話し足りなかったのか、「感染者の療養施設が足りない」「なぜ仮設病院のような大規模施設を作らないのか」「都知事や首相が決断しないから動かない」と手を振り上げて力説した。
ネットでは、「机上の空論」「どうやったら医療関係者増やせるんだ?」などの反論もあるものの、「完全同意」「自宅放置は誰もが思っていること!」と称賛する意見も多く見られた。
年末から医療の逼迫が伝えられ続けている中、助かるはずの命を助けられないのは異常な状態だ。感染者を減らし、早い時期に医療を正常な状態に戻すことが必要だろう。