26日放送の『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)に、パーソナリティのRHYMESTER・宇多丸とともに火曜日パートナーとして出演した宇垣。この日、番組では前日から騒動となっていた、映画雑誌『映画秘宝』(双葉社)の編集長の不祥事について触れた。
この問題は、5日放送の『アフター6ジャンクション』で『映画秘宝』の編集長と編集者2人を招き韓国映画特集を行った際、番組リスナーがツイッターで特集に女性が不在であることに苦言を呈したところ、編集長がそのリスナーの元に「死にたい」などと書かれたDMを送ったという騒動。25日夜に編集長は公式ツイッター上で謝罪していた。
この日、宇多丸が「当番組も20%ぐらいは関係ある」とこの話題を切り出し、DMの内容について「一見、下に出ているようでちょっと一種の脅し」と指摘すると、宇垣もすぐさま「あれは脅迫です」と断言。また、編集長から直接の謝罪電話がかかってきたことについては「どんな怖い思いをされたでしょう……」と絞り出すような声で話し、「名前と連絡先を加害者の人が知ってるという状況はありえないと思います」と断罪した。
また、編集長がDMを送るという行為について宇垣は、「男性にも女性にも送っていたのか分かりませんが、幾度か私はああいう形の、『もう死んでしまうかもしれない、あなたのせいで』というようなものを何回か受けたことがあるんですけど」と告白。その上で、「すごい怖いですよ。『殺してやる』より私は怖いと思います。なぜなら、止められないから。その人の命なんて責任取れないから」と自身が体験した恐怖を明かした。
>>宇垣アナ、加藤浩次に“キレた”意外な真相を語る 意外な人物に似ているとの指摘も?<<
宇垣は、「そうおっしゃる方は死なないんだけど、でも、その人も今回と同じように死なないとは限らないから、こっちは下手に出るしかなくて。あれはまごうことなき脅迫です。あれは本当に何も擁護できない」と話し、宇多丸も同意。さらに、宇垣は被害者がDMをツイッターで公開したことについて、「そのようなものが来た時に受け止める必要もないというか、とても怖いことなので誰かと共有すべきだと思いますし、『こんなものが来た』っていうのは証拠にするということもあって、非常に考えうる行動だったと思います」とその正当性を評価していた。
最後には「せっかく聞いていただいたのに、こんなに怖い目に遭ってしまって本当に申し訳ないなってすごく思います」と謝罪した。
この宇垣の一連の言葉に視聴者からは、「宇垣さんがしっかり騒動を言語化してくれててよかったし、すごい勇気だなと思った」「アトロク(番組の愛称)は悪くないのに、宇垣さんが背負って謝罪してるの聞いて胸に来た」「被害者への配慮をきちんと電波に乗せてくれて涙が出た」という声が集まっていた。