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初場所Vの大栄翔に「完璧な15日間だった」荒磯親方らも祝福 「体たらくぶりが目立った」上位陣への不満も

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荒磯親方(写真は現役時代)

 24日に千秋楽を迎えた大相撲1月場所。この日の取組に勝利し最終成績を「13勝2敗」とした平幕・大栄翔が自身初の優勝を果たした。

 23日の14日目終了時点で「12勝2敗」とし、「11勝3敗」の大関・正代に1差をつけ優勝争い単独トップに立っていた大栄翔。勝てば優勝となる千秋楽は平幕・隠岐の海との対戦だったが、立ち合いから鋭い突き押しで圧倒し突き出しで勝利。この結果自身初、そして優勝制度が確立した1909年以降では埼玉県出身力士初となる優勝となった。

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 大栄翔の優勝を受け、角界OBたちがSNS・ユーチューブ動画やスポーツ紙上でコメントしている。現役時代に1度優勝経験がある鳴戸親方(元大関・琴欧洲)は、24日に自身の公式ブログに投稿。「初優勝はほんとにうれしいものです おめでとう」と大栄翔を祝福した。

 日本相撲協会公式ユーチューブチャンネルが同日に行った生配信に出演した荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は、「初優勝(という言葉だけ)を見ると荒れてるような気がするけど、中身を見てみると完璧な15日間だった」と発言。両横綱不在の今場所は優勝候補となるべき三役以上の力士が中日までに2敗以上を記録する中、平幕の大栄翔は8連勝で優勝争いトップを快走。そのため多くのファンやメディアから“荒れる初場所”と呼ばれたが、荒磯親方は三役以上の力士を全員撃破した大栄翔の優勝は決してまぐれではないと称賛した。

 NHK大相撲解説者の北の富士勝昭氏は、25日の『中日スポーツ』(中日新聞社/電子版)の記事内で「これで大栄翔も大関候補の一人に数えられると思う」とコメント。大栄翔を2020年9月場所後の正代に続く次の大関候補に挙げている。

 大栄翔の初Vについては、ネット上にも「両横綱不在とはいえ、役力士を抑えての優勝は間違いなく立派」、「今場所は連敗が一度も無かったから、勢いだけじゃなく実力あっての優勝と言っていいんじゃないかな」、「大栄翔の好調ぶりと共に、役力士の体たらくぶりが目立った場所でもあった」、「これで来場所は上位陣の尻に火がつくはず、それをさらに上回れるようにさらに稽古を積んでほしい」、「平幕上位で優勝だから、3、5月場所の結果次第で十分大関は考えられるぞ」といった反応が多数寄せられている。

 大関昇進には“三役での直近3場所で33勝以上”という目安があるが、直近では2018年1月場所を「14勝1敗」で制した平幕・栃ノ心がその後の2場所で10勝、13勝を挙げ大関に昇進したケースがある。この栃ノ心のように大栄翔も一気に大関まで駆け上がることができるのか、次場所となる3月場所でも多くのファンの注目を集めそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
鳴戸親方の公式ブログより
https://ameblo.jp/kotooshu-naruto/
日本相撲協会の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC6ZZhovRZpUA4VafgBdECZQ

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