最終回は、すれ違ってしまった美々(波瑠)と青林(松下洸平)。お互い分かり合いたいと思うが、そう思えば思うほど、なかなか分かり合えずにことごとくズレていき――というストーリーが描かれた。
コロナ禍をテーマにした本作。当初は美々の傲慢さや、青林の優柔不断さに呆れ声が集まることも少なくなかったが、最終回で集まったのはこれまでストーリーを見守ってきた視聴者からの絶賛の声だったという。
「もともとSNSを通じて少しずつお互いを知り、正体を知って交際が始まったものの、これまではつまずきの連続。思いをうまく伝えられず、すれ違うことも多く、もどかしさを感じていた視聴者も少なくありませんでした。しかし、最終回では原点に戻ってSNSを使い互いの素直な気持ちを伝えるという展開に。紆余曲折ありながらも自分たちなりの恋愛を育んでいこうとお互いに向き合った2人に、視聴者からは『SNSの関係に戻ると思いきや、確実に前進しててよかった』『本当に新しい価値観が描かれたと思う』という声が寄せられました」(ドラマライター)
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また、ラストのキスシーンには感心の声が集まっているという。
「これまでは徹底してキスシーンが描かれることはなかった本作ですが、最終回のラストシーンではようやくキスシーン――と思いきや、顔が近づいたタイミングでカメラが切り替わり、遠くから撮影された2人が顔を重ねている風のショットで幕が閉じました。恋愛ドラマにも関わらずキスシーンがなかったことで落胆する視聴者も多かったと思いきや、視聴者から集まったのは、『感染拡大にセンシティブな人でもほっとするような作りだった』『キスしそうでしないところがこの作品の魅力だよね』『キスシーンをああやって見せるのはテーマに合ってた』といった感心の声。あえて見せないことが逆に評価されたようです」(同)
大絶賛とともに、感心の声も集めた稀有なドラマとなっていた。