ひろゆき氏は、動画内で大学無償化に関して大枠では賛成の立場を示しながらも、一律での対応には疑問を示している。少子化が進む一方で、大学の数は減っておらず、一部の学校では集金マシーン、補助金ビジネスの場になっている点を批判的に取り上げている。
ひろゆき氏の書き込みに関して、ネット上では「借金の怖さを知らず、皆そうだからと借りてしまうのが奨学金」「奨学金の採用基準に共通テストの成績を使えば良い案ですね」といった共感の声が聞かれた。一方で、「結局のところは経済力があって学力に投資できる家庭がより無償になりやすいのでは」といった異論も聞かれる。確かに、「共通テスト」を一つの基準とした場合、試験の傾向と対策ができる層が有利になる可能性はありそうだ。
何より、大学の学費の高さについては常々議論が巻き起こっている。奨学金だけでは賄い切れず、アルバイトを学費に充てている例もある。学費を賄うために性風俗産業に従事せざるを得ない女子大生の存在が取り沙汰されるなど、由々しき問題も生じている。
>>「低学歴の人は低収入しか選択肢がないことが多い」ひろゆきの意見に賛否 「満足度はむしろ良い人間関係」反論も<<
ひろゆき氏は、同日のツイッターでは欧米の事例を紹介し、「進学の段階で、『年収400万円、残業無し』を一生続けるか、エリートコースになるかが決まる欧米。職場で頑張っても報われないのがわかってるので頑張らない。日本は、頑張っても報われないのに気づかないままサービス残業というタダ働き」と書き込み、「どっちが優しい社会なのかな」と問いかけている。こちらにも「自分はどちらでも関係ないように思います」「欧州型の高校や大学といった早い段階で将来が決まるよりは、日本型のいつでも頑張り次第で上がるほうがいいと思う」といった、さまざまな声が聞かれた。
教育や学歴といったトピックに関し、斬新な提言を続けるひろゆき氏の書き込みは今後も議論を呼び起こしそうだ。
記事内の引用について
ひろゆき氏のツイッターより https://twitter.com/hirox246