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従業員女性の頭を丸刈り、ピアスの穴開け、100万円詐欺まで…2020年の衝撃事件、高松の弁当屋親子に下された判決は

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 2020年も様々なニュースで世間をにぎわせたが、その中でネットを中心に驚きが広がったのが、香川県高松市の弁当屋で繰り広げられた経営者親子によるパワハラ事件だ。

 報道によると2020年4月、高松市内の弁当店店長の53歳女と娘の35歳店員が、客から「髪の毛が入っている」とクレームを受け、24歳のアルバイト女性に対し激怒。「おどれいうこときかんのか」と脅し、店内に置いてあった段ボールに頭を押し込み、ハサミで頭を丸刈りにした。

 さらに娘は、丸刈りにされた女性が遅刻したことに腹を立て、ピアッサーを購入し、「おどれいうことをきかな、こうなるんじゃ」「鼻ピアスあけりや」と脅迫めいたメッセージを送信した上で、左の鼻に無理やり穴を開け、全治3カ月の怪我を負わせた。

 その後、店長の女が2017年、アルバイト女性に対し「あんたのせいで顔をやけどした」と難癖をつけ、「これが病院の領収書」と偽の紙を見せた上で、100万円をだまし取ったことも発覚し、詐欺容疑で逮捕されている。

 ​>>従業員を丸刈りにし逮捕の弁当店店長、鼻ピアスを開けさせた店員は親子だった 余罪も判明し怒りの声<<​​​

 暴行、詐欺など店員を奴隷のように扱っていた親子に驚きが広がる中、11月26日に2人の裁判が高松地裁で開かれた。この裁判の中で娘は、「女性の給与を管理する立場だったため、女性には何をしてもいいと思っていた」などと証言。さらに丸刈りにされた女性の写真を、女性の知人男性に送るという鬼畜行為も明らかにした。

 高松地裁は店長の女を「暴行は顔面を蹴ったり複数回腹部を足蹴りにするなど執拗で悪質」「以前から被害者らに暴力的言動を繰り返し、常習的」と断罪。さらに娘についても「暴行事件で全て実行役を担当しており、被害者の尊厳を顧みない悪質な犯行」として、それぞれに懲役1年4カ月の実刑判決を言い渡した。店長は弁護人を通じて控訴する方針だと報じられている。反省しているとは到底思えない行動だ。

 このような職場はまれだとは思われるが、コロナの影響で退職しにくいことを盾に、社員やアルバイトにパワハラをする人間がいないとも限らない。そのような場合は我慢をせず、警察に被害を相談してほしい。

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