逮捕された男は今年8月2日、岩手県の盛岡南高校に侵入すると、野球部、サッカー部、バドミントン部の部室に入り、運動靴など14点を盗んだ疑いが持たれている。同校によると同2日、部室近くに設置された防犯カメラに男の姿が映っており、翌3日に靴がなくなっていたことから、男の犯行である可能性が高いとして逮捕された。
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この男は今年9月にも宮古商工高校と釜石高校の部室に侵入し、運動靴を盗んだ疑いで逮捕されている。警察が容疑者の自宅を捜索したところ、運動靴のほか野球用ヘルメットなど700点が見つかった。
警察の取り調べに対し、男は容疑を否認しているが、押収品があることなどから、容疑者である可能性は高いとみられる。また、他の学校から盗んでいる可能性もあると見て、捜査を進めていく方針だ。
男の犯罪に、「押収品700点があるのに、どうして容疑を否認できるのか。色々信じられない」「おそらくすべて男性用だと思う。匂いを楽しんでいたのだろうか」「特殊な性的嗜好を持っているのは仕方ない部分もあるが、盗みに入るのは良くない」と怒りの声が上がる。
また、「運動靴やスパイクは高い。親としてえらい迷惑だ」「練習しようと思ったら靴がない。部員にとっては本当に迷惑な話。許せない」という指摘や、「再犯の可能性が高い。各高校は顔写真を貼っておくべき」「岩手はもちろん、近県もこの男を警戒してほしい」と再犯防止を訴える声も出た。
700点の運動靴などには、持ち主の想いが込められている。それを盗んだ犯人の行動は、許し難いと言わざるを得ない。