この日、番組ではTOKIO元メンバーの山口達也容疑者が道交法違反(酒気帯び運転)で略式起訴された話題を取り上げていた。略式起訴を受けて出したコメントの中で山口容疑者は、アルコール依存症を克服しようとしていたものの、「しかしながら、今回の飲酒運転という行動についてはアルコール依存症以前の問題であって弁明の余地はなく、真摯にその罪を償っていく所存です」としていた。
>>山口達也容疑者、失敗と反省を繰り返しながらもなぜ酒がやめられないのか<<
この中で話を振られた田中は、アルコール依存症について「私は普通の病気よりはるかに重たい病気だと思う」と指摘。「お酒に弱い人が特になりやすい、自分が気づかないうちになってる」とその特徴を解説し、「私、兄がそうだったんですね」と兄がアルコール依存症だったことを明かした。
田中によると、兄は今年アルコール依存症によって亡くなってしまったといい、「もう、誰かいないとだめなんです。彼(山口容疑者)は自分が病気だと思っていても治らないんですよ」と身内の支えがないと克服が難しいと指摘。兄の症状について、「はってでもお酒を買いに行った」と話していた。
また、土田晃之も「実はうちも、同居してたおじいちゃん(が)そうだったんですよ」とカミングアウト。当時、自宅にお酒を置かないようにしたり、お酒を捨てたりしていたとのこと。さらに土田が当時お気に入りだった桃のジュースを冷蔵庫に入れておいたところ、焼酎だと思った祖父が片っ端から飲んでいったこともあったという。土田は当時の心境について「俺、誰がこんな嫌がらせしてるんだと思って!」と振り返りつつ、透明な液体はすべて焼酎かもしれないと思い込んでしまうアルコール依存症の恐ろしさを伝えていた。
ふたりのこのカミングアウトに視聴者からは、「勇気ある告白だと思う」「リアルな体験談だった…」「誰かがついていないとだめってよく分かった」と称賛する声が集まっていた。
山口容疑者も周囲の支えを得て克服することができるだろうか――。