アルコール依存症
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芸能ニュース 2020年11月20日 16時40分
田中美佐子の兄、アルコール依存症で亡くなっていた 土田晃之も祖父のエピソードを『バイキング』で明かす
20日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で女優の田中美佐子が、自身の兄がアルコール依存症を患っていたことをカミングアウトした。 この日、番組ではTOKIO元メンバーの山口達也容疑者が道交法違反(酒気帯び運転)で略式起訴された話題を取り上げていた。略式起訴を受けて出したコメントの中で山口容疑者は、アルコール依存症を克服しようとしていたものの、「しかしながら、今回の飲酒運転という行動についてはアルコール依存症以前の問題であって弁明の余地はなく、真摯にその罪を償っていく所存です」としていた。 >>山口達也容疑者、失敗と反省を繰り返しながらもなぜ酒がやめられないのか<< この中で話を振られた田中は、アルコール依存症について「私は普通の病気よりはるかに重たい病気だと思う」と指摘。「お酒に弱い人が特になりやすい、自分が気づかないうちになってる」とその特徴を解説し、「私、兄がそうだったんですね」と兄がアルコール依存症だったことを明かした。 田中によると、兄は今年アルコール依存症によって亡くなってしまったといい、「もう、誰かいないとだめなんです。彼(山口容疑者)は自分が病気だと思っていても治らないんですよ」と身内の支えがないと克服が難しいと指摘。兄の症状について、「はってでもお酒を買いに行った」と話していた。 また、土田晃之も「実はうちも、同居してたおじいちゃん(が)そうだったんですよ」とカミングアウト。当時、自宅にお酒を置かないようにしたり、お酒を捨てたりしていたとのこと。さらに土田が当時お気に入りだった桃のジュースを冷蔵庫に入れておいたところ、焼酎だと思った祖父が片っ端から飲んでいったこともあったという。土田は当時の心境について「俺、誰がこんな嫌がらせしてるんだと思って!」と振り返りつつ、透明な液体はすべて焼酎かもしれないと思い込んでしまうアルコール依存症の恐ろしさを伝えていた。 ふたりのこのカミングアウトに視聴者からは、「勇気ある告白だと思う」「リアルな体験談だった…」「誰かがついていないとだめってよく分かった」と称賛する声が集まっていた。 山口容疑者も周囲の支えを得て克服することができるだろうか――。
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芸能ニュース 2020年09月27日 07時00分
山口達也容疑者、失敗と反省を繰り返しながらもなぜ酒がやめられないのか
元TOKIOのメンバー、山口達也容疑者が22日、信号待ちをしていた車にバイクで追突。けが人は出なかったものの、呼気からは基準値を大きく超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転による道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕された。 >>手越祐也、山口達也容疑者に「思いは変わらない」“手越村”構想に言及、疑問の声も<< かねてからアルコール依存症の疑いが指摘されていた山口容疑者。2018年に酒が原因で肝臓を患い入院し、退院直後に番組で共演していた女子高生にわいせつ行為をはたらいたとして書類送検された。その際には、「酒を飲んでいて覚えていない」と説明している。また、山口容疑者は2016年に元モデルの妻と離婚した過去があり、その原因も酒だったという。 そんな山口容疑者を含め、アルコールに溺れた人は、なぜ失敗と反省を繰り返しながらも酒を断つことができないのだろうか。 まず、アルコール依存症の人たちには、症状の進み具合に応じて行動に特徴が出てくる。 初期は本人に依存症の状態にあるという自覚がなく、指摘しても認めないことがよくある。また、飲んだことを隠そうとする様子が見られる場合もあり、それが原因で周囲の不信を買ってしまうこともある。 症状が進行すると、アルコールによって脳の働きが慢性的に低下し、次第に現実逃避傾向と自己中心性が目立つようになり、責任転嫁や責任放棄なども見られるようになる。また、感受性も麻痺して相手を思いやるような気持ちが薄れ、粗暴になることも多い。 さらに進行すると、何もかもがどうでもよくなったり、自暴自棄になり、目の前の快楽しか求めなくなるような状態になる。正常な判断は困難となり、周囲との人間関係が完全に崩壊してしまうことも少なくない。 そして、一度アルコール依存症になってしまうと、離脱症状がひどく、やめたくてもやめられない状態に陥りやすい。離脱症状は、手や全身の震え、不眠、発汗、吐き気、血圧の上昇、不整脈といった自律神経の症状をはじめ、イライラ、集中力の低下、幻聴や幻覚などがあり、深刻であることが分かる。これらは再びアルコールを摂取することで一時的に緩和するため、また飲酒を繰り返してしまう。アルコールが原因で引き起こした失敗について、本人がその時いくら反省してもまた飲酒を繰り返してしまう場合は、こうした離脱症状に悩まされた結果であることも多い。 また、社会的信用を失ったり人間関係が破綻してしまうことによる孤独感の増大や、たびたび人格が否定されることによって、自己否定的な考えが強くなりやすい傾向がある。その結果、自暴自棄やうつ状態に陥りやすくなり、再び酒に手を出してしまうという負の連鎖に苦しめられている人も少なくない。 アルコールに溺れた人が何度も失敗し、反省しても酒がやめられない理由として、こうした精神依存や身体依存の他、つらい離脱症状などが挙げられる。 アルコール依存症は自己流での治療が極めて難しく、治したいと考えている場合は専門の医療機関にかかる必要がある。治療開始が早ければ早いほど改善しやすいといわれているため、疑いがある場合は早めに専門機関に行くべきだ。 しかし、中には、専門施設で治療を行っても再びアルコールに振り回されてしまう人もいる。こうしたことからも、アルコールの日常的な過剰摂取が与える人体や精神への影響の深刻さが分かる。 アルコール依存症を予防するためには、そもそもストレスや孤独感を解消するツールとして酒を利用しないことが望ましい。そして、飲む時には、くれぐれも自分の体に適した摂取量にとどめるよう心がけたいところである。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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