Aブロックは、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイ、ジェイ・ホワイトが5勝2敗の10点で首位を並走した状態でこの日を迎えている。
第2試合は、オスプレイ(5勝2敗)とジェフ・コブ(3勝4敗)による外国人対決が実現。コブのパワーに対し、ヘビー級に転向してもスピードが劣らないオスプレイは、機動力を駆使し、立体的な技を繰り出していく。しかし、オスプレイの必殺技ストームブレイカーを切り抜けたコブは、肩車の体勢から強引にジャーマンで投げると、すかさずツアー・オブ・ジ・アイランドが決まってカウント3。オスプレイは3敗目を喫し、他の3選手が勝利を収めたため、決勝進出の夢が途絶えた。
16日に東京・両国国技館で行われる最後のAブロック公式戦は、兄貴分であり決勝進出を狙うオカダとのCHAOS同門対決。オスプレイは年々オカダとの差が縮まっているだけに、ヘビー級としてウエイトを上げた状態で初めて対戦するオカダに勝利を収めることで、恩返しをしたいところ。全力で来るオカダに勝つようなことがあれば、優勝に匹敵する価値を得られるのは言うまでもない。
「ここから俺がスターになる!」
オスプレイの目はオカダに向けられた。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月13日
静岡・浜松アリーナ 観衆 1372人
▼Aブロック公式戦(30分1本勝負)
<5勝3敗=10点>●ウィル・オスプレイ(12分21秒 片エビ固め)ジェフ・コブ○<4勝4敗=8点>
※ツアー・オブ・ジ・アイランド
(どら増田)