畠は26日に行われた中日戦に先発するも、「0-0」と両チーム無得点で迎えた5回表1死二塁の場面で中日・京田陽太に4号2ランを被弾。さらに、その後四球や二塁打で2死二、三塁のピンチを招いたところで降板し、チームはその後「2-3」で敗れている。
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同戦の畠の投球について、堀内氏は「なんだろうね、あの京田くんにホームランを打たれてからの急な変わりよう」、「その後フォアボール出して打たれて…あの場面じゃあ代えざるを得ない」とコメント。畠は4回まで「無失点・被安打3・1四球」と安定した投球を見せていたが、5回に突如崩れた点に苦言を呈した。
堀内氏は続けて、「崩れる流れがいつも同じような気がする」と指摘。今回の投稿に「崩れる流れ」についての具体的な内容は記されていないが、今シーズンは同戦のような投球が多く目につくと指摘した。
「セットポジションでの腕の使い方 スタミナの問題と心理的なものもあるのかもしれない」と推測した堀内氏。「自分の課題としっかり向き合って 少しずつでも前進していかないと」と畠に喝を入れていた。
今回の投稿を受け、ネット上には「京田に一発食らってからかなりバタついてたから交代はやむなしだった」、「今シーズンは急に崩れることが多い気がするが堀内さんはそのことを言ってるのか?」、「5回が鬼門になってる試合がそこそこあるけど、本人も自覚してて変に力んでる可能性はあるかも」といった反応が多数寄せられている。
一方、「打線の援護がなかっただけで投球的にはそこまで悪くなかったのでは」、「1点も援護しなかった打線が悪い、5回までにリードを奪えていればまた違った展開になっていたはず」といった反発も見受けられた。
「2016年のドラフト2位で巨人に入団した畠は、同戦を含め今シーズンはここまで6試合に先発し『1勝3敗・防御率4.45』と今一つ。この6試合を見ると5回を投げ切れなかった試合、そして5回以降に失点を喫した試合がそれぞれ3試合ずつある上、1つのヒットを皮切りに連打を食らい失点した試合も4試合あります。1本打たれたことをきっかけに投球がガタガタになった試合が多いですが、堀内氏は精神面のもろさがその一要因ではないかと考えているようです。一方、畠は6試合の中で自軍リードの状況で失点を喫したのは1試合のみなので、同戦も5回までに援護点があれば大崩れはしなかったのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター)
試合後、原監督は畠の投球を「三角だね」とする一方、「5安打2点でゲームを勝つのは並のものではない」ともコメントしている。畠は先発6試合の援護点が計10点(1試合平均1.67点)とかなり少ないが、この辺りが改善されるかどうかも今後の投球を左右することになりそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/