同日、アメリカン航空1997便がロサンゼルス国際空港に着陸しようとしていたところ、2人のパイロットが空港の上空に奇妙な物体を発見。その物体はよく見てみると背中にジェットパックを背負った人間にも見え、空港の上空をジェット噴射で飛び回っていることが確認できたという。なお、この時の高度は約900メートルだったという。パイロットは2人とも、ジェットパックを装備した人物が旅客機の翼から約270メートル離れたところを飛行しているところも確認したそうだ。
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昨年ニュースにもなったが、ジェットパックを背負って飛べる「空飛ぶ服」が開発され、欧米では販売に至っている。もちろんかなり高額で誰もが手に取ることのできる代物ではないし、購入した人物が快適なフライトを日々楽しんでいる、という話はそう聞かない。また、実用化された「空飛ぶ服」であっても約900メートルもの高度を自由に飛び回ることは技術的に不可能だという。
では、この「ジェットパックの人物」は何者だったのか。実はオカルト業界ではたびたびこのような「飛行する人のような物体」が目撃されている。2008年にはルーマニアのジェミニという村落で、青いスーツに見を包んだスーパーマンのような人物(飛行物体?)が目撃されたという。地元の警察によると「あらゆる世代の村民がこの謎の飛行物体を目撃していた」そうだ。
また、「背中に何かを背負った姿で飛行している人間」も昔から目撃されている。日本では大阪の生駒山で、昭和の頃に上空を飛び回る「空飛ぶ人間」がいるという話が流布されていた。実際に目撃した人も数名いるとされ、当時の子ども向けのオカルト本にも収録されていたと筆者は記憶している。また、19世紀には欧州で「ロケットマン」なる謎の飛行人間も目撃されていたようだ。
現代ではこのような飛行する人型の生物らしき物体はUMAの一種とされ、「フライング・ヒューマノイド」と呼ばれている。南米を中心に目撃されていたが、近年では日本でも目撃されている。2010年には上野で空を飛びながら片手を挙げている姿が確認されているし、2015年正月には日本で教育に従事する外国人がスカイツリーの横を回転しながら上昇していくフライング・ヒューマノイドの写真撮影に成功、報道され注目を集めていた。
今回アメリカの旅客機とニアミスしそうになった「ジェットパックの人物」がフライング・ヒューマノイドなのかは明らかになっていない。米軍が開発した「単独飛行できるジェットパックのついた特殊服」という説も出てきている。現在、当局は空港上空で目撃された「ジェットパックの人物」について調べているそうなので、今後の情報に期待したいところだ。
(山口敏太郎)
参照元
Airline pilots report 'guy with jetpack' at 3,000ft
https://www.unexplained-mysteries.com/news/339191/airline-pilots-report-guy-with-jetpack-at-3000ft