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DDT秋山準、“大鵬3世”納谷幸男に完勝!「彼が一番時間かかるかも」

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納谷幸男にエクスプロイダーを決める秋山準

 爆破甲子園実行委員会は25日、東京・後楽園ホールで『STREET FIGHT CLUB Produced by 爆破甲子園』を開催した。後楽園は火を使うことが禁止されていることから、日本では大仁田厚がFMWで浸透させたストリートファイト・スクランブルバンクハウス・デスマッチをメインにラインナップ。豪華メンバーが聖地に集結した。

 セミファイナルでは、『STREET FIGHT CLUB特別試合~王道伝承マッチ~』として、DDTの秋山準が、“大鵬3世”納谷幸男の挑戦を受けた。昭和の大横綱・大鵬さんの孫で、元関脇・貴闘力の長男である納谷幸男が“王道伝承マッチ”で秋山準に挑むも玉砕した。納谷は身長2メートル、体重130キロの恵まれた体格を持ち、昨年5月にリアルジャパン・プロレスからDDTプロレスリングに移籍したが、その体をなかなか生かせず、伸び悩んだ状態が続いている。

 25日に後楽園で開催された「STREET FIGHT CLUB」で、当初納谷はストリーファイトへの参戦を希望したが、大仁田から「オマエは秋山選手から、王道プロレスを教えてもらえ!」とたしなめられ、秋山との一騎打ちに臨むことになった。入場した秋山についてきた準烈の3選手(大石真翔、渡瀬瑞基・岡谷英樹)は、全員納谷のセコンドに付く波乱で試合がスタート。ロックアップから、秋山がヘッドロック、ショルダータックルを仕掛けると、納谷もショルダータックルで逆襲。秋山はエルボー、ヘッドバットから場外に投げ捨てた。納谷はDDT、キック、エルボーを繰り出すも、秋山もヒザ蹴り、キックで反撃。いったんリングインした二人だが、再度場外戦になると、秋山はエプロンで納谷の後頭部にニードロップを落とす、えぐい攻めを見せた。

 5分過ぎ、納谷はショルダータックル、串刺しスプラッシュ、サッカーボールキック、コブラツイストなどで猛攻するも、秋山もヒザ蹴り、フロントネックロックで対抗。激しいエルボー合戦から、納谷はラリアット、スクラップバスターで攻め立てた。耐えた秋山はジャンピング・ニー、顔面へのヒザ蹴り、そして必殺のエクスプロイダーで巨体を投げ切って、カウント3。

 試合後、秋山が求めた握手を拒否した納谷は、バックステージで「負けました。それが全てです。秋山選手が何を言うかですね」と肩を落とした。秋山は「ヤル気、前に出ようという気持ちは感じた。今まで若い選手とやってきたけど、彼が一番時間かかるかもわかんない。本気になる気持ちはわかるけど、その本気をどういう風に見せるか、そこを考えないと。いいもの持ってんだから。もしかしたらDDTで最高のものを持っているかもしれない。その最高のものを自分でどう生かすかは本人次第だし。まだ生かしきれてないし、生かそうとしているのはわかるんだけど、ちょっとまだ違う。本人が信じた道を行けばいいと思うけど、オレにはちょっと違うかな」と話し、納谷の“将来”に期待を寄せていた。

◆爆破甲子園実行委員会◆
『STREET FIGHT CLUB Produced by 爆破甲子園』
2020年8月23日 観衆 未発表
東京・後楽園ホール
▼STREET FIGHT CLUB特別試合~王道伝承マッチ~(30分1本勝負)
○秋山準(12分04秒 片エビ固め)納谷幸男●
※エクスプロイダー

文・どら増田

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