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「タピオカブームが来ると不況になる」の噂は本当か?

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 現在、ネットで興味深い噂が流れている。

 それは「タピオカブームが来ると不況になる」というもの。
 昨年の夏場にタピオカドリンクが若い女性を中心に流行し、「タピる」という言葉が生まれ、専門店が数多くできた。タピオカブームがこの前にも何度か起きているのをご存じの人も多いと思うが、このタピオカブームが起きた後には必ず不況が来ているというのだ。

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 最初のタピオカブームは1991〜92年頃に起きているのだが、その後バブルが崩壊。2008年にもタピオカブームが起きたが、この時はリーマンショック不況が発生した。そして昨年のタピオカブームの後、新型コロナウイルスの流行により世界的に経済が冷え込み、不況となっているのだ。

 確かにタピオカブームを追っていくと、不況に前後して流行しているようにも見える。しかし、もちろん異論もある。アジア通貨危機やITバブル崩壊など、その他の不況と一致しないことから、単なる偶然にすぎないのではないかというのだ。ある要素に注目することで共通点や相関があるように感じてしまうという、擬似相関の一種であるという意見も存在する。

 一方で、タピオカブームは「アノマリー」ではないかという説も存在している。具体的な根拠や理論として説明はできないものの、経験則上よく当たる物事を「アノマリー」という。偶然も何度か起きれば何らかの法則があることになるのではないか、というものだ。海外のローカルスイーツが日本国内で流行することは、スイーツなどの情報や流行の発信源になる若い女性層が現地に遊びに行けない経済状況であるため、流行している時点で不況が始まっているサインなのではないか、という説もあるようだ。

 現状では「タピオカブーム=不況」の真偽は定かではないが、今後はもしかしたら何らかの関係や法則性が出てくるのかもしれない。

(山口敏太郎)

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