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「芸能人の愛人にならないか?」懲りない“詐欺男”の姑息な手口

「有名芸能人の愛人を探している。愛人になれば月に1000万円はもらえる」

 芸能事務所の社長を名乗る初老の男から、30代の女性はこう持ち掛けられた。男は髪を茶色に染め、高級そうなブルゾンを羽織っており、いかにも業界関係者らしく見えた。目尻が下がった優しげな表情と、ゆったりとした話し方に信頼が置けそうな気がした。

 3月下旬、東京の新宿・歌舞伎町で、知人女性から「間違いのない人だから」と男を紹介されたことも、信頼の一助になった。4月上旬になると、男は女性に新たな提案をしてきた。

「有名芸能人の愛人としてふさわしいかどうか、俺と一緒に旅行に行って、見極めたいと思う。どのくらい出せるかなあ」

 結局、女性は愛人契約を結ぶための経費や旅行代金など総額250万円を男に手渡した。そうして旅行に出掛けたが、帰って来た直後から男との連絡はぱったりと途絶えた。

 その後、不審に思った女性が警察に相談して被害が発覚。警視庁新宿署は6月27日、詐欺容疑で住所、職業いずれも不詳の中田佳明容疑者(51)を逮捕した。

「芸能人との愛人契約を持ち掛ける詐欺事件が東京都内で数件起きており、複数の女性から同様の被害相談が寄せられています。新宿署は、中田容疑者が同じ手口の詐欺を繰り返していたとみて余罪を調べていますが、容疑者には前歴がいくつかあり、今のところ黙秘しています」(捜査関係者)

 中田容疑者は2010年1月16日、大手出版社の社長を名乗り、「雑誌のモデルにしてやる。山田優ちゃんを紹介する」と19歳の女子大生に持ち掛け、現金20万円とブランド品の財布をだまし取ったとして、詐欺容疑で高輪署に逮捕されている。

 また、15年7月30日にも歌舞伎町のキャバクラ店従業員の女性に、「おまえ、愛人になると言っていただろう。身元を調べて3日以内に殺してやるから覚悟しろ」と電話やメールで脅し、強要未遂の疑いで野方署に逮捕されている。

 中田容疑者は会社社長を名乗るために髪を染め、ダイエットをしたとみられるが、天性の詐欺体質には何も変化がなかったようだ。

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