各紙によると、東京都が明らかにした濃厚接触者の内訳は、全観客約800人と出演者約50人で、「検査を勧奨する」としている。
>>体調の悪い出演者を把握していた? 舞台公演の“反面教師”になった集団感染発生舞台の内容は<<
舞台を主催したライズコミュニケーションは、公式サイトで「公演が行われた6日間全ての日で感染が確認されている」と説明。
同舞台では、俳優・山本裕典ら出演者、スタッフ、観客で30人以上の陽性が判明。13日は新たに、出演していた俳優の石原純と観客7人の感染が確認され、出演者、スタッフ、観客合わせての感染者は計38人となってしまった。
「もはや、主催者が責任を取れるレベルを超えてしまっている。せめてもの救いは、まだ重症者が出ていないこと。今後、検査の結果で感染者はさらに増えると思われるが、今後も重症者が出ないことを祈るしかないだろう」(演劇業界関係者)
同舞台を巡っては、一部の出演者が、出待ちしたファンに握手やハグを行っり、観客席を186席から100席程度に減らしていたものの、座席間隔は日ごとに狭まり、最終的には30センチほどだったことが報じられている。このあたりは主催者側の責任だが、どうやら、観客側にも感染の原因があったようだ。
「主催者は出演者の飛沫をガードできるように、前列の観客にフェースシールドを配布。しかし、それでは推しのイケメンの顔がよく見えなくなってしまうため、主催者に抗議して装着しない人もいたのだとか。そのため、主催者も着用を促すアナウンスをしなくなってしまったようだ」(芸能記者)
状況的に、どうやっても感染を避けることはできなかったようだ。