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玉川徹氏「抗体検査から得られるものはない」 山口真由氏の指摘にも反論、「危険すぎる」批判の声相次ぐ

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 6日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)でのテレビ朝日解説委員・玉川徹氏のある発言が物議を醸している。

 問題となっているのは、東京都の今後の感染者数の予測について取り上げていた際の一幕。その中で出演者で弁護士の山口真由氏が東京都の抗体保有率が6月時点で0.1%だったことに触れ、「あれほど蔓延と言われたのに実際は1000人に1人だったんだろうか」と改めて“新型コロナウイルス蔓延”について疑問を呈したが、これに対し玉川氏は「抗体保有率って抗体検査から出てるんですけど、抗体検査は多分、そこから出てる数字から何か得られるようなものはないと僕はいま思っています」と抗体検査について異を唱えた。

 ​>>一茂「約3名のタレントのせいで沖縄に行きにくい」玉川氏は「PCR検査すればいい」沖縄から反発の声も<<​​​

 玉川氏はその理由について、「各国の研究で、抗体が消えるっていうのが分かってきてますんで」と中国の研究グループが発表した、新型コロナウイルスの抗体が数カ月後に減り始めたという研究結果について触れ、「症状の軽かった人、無症状だった人の抗体の消え方っていうのは大きいので、ある一定時点、抗体(保有率)を見てそれが少ないってことはイコール感染が少なかったっていうことにはならないので」と分析した。

 しかし、これに山口氏が「ただし、ニューヨークとかそういう20%程度(抗体保有率が)あるようなところと比較して明らかに少ないっていうことが言えるわけですよね」と指摘すると、玉川氏は「それだけですよね、逆に」と反論。「抗体検査からは重要な情報は得られないってことです。大事なのは、いまどのくらいの人間が感染してるのか。まさに抗原がどれくらいあるかっていうことがこれから感染がどう広がっていくのかを推し量る最重要の指標ですよ」とPCR検査の徹底を推していた。

 しかし、玉川氏のこの発言に視聴者からは「それぞれの検査に向き不向きがある」「コメンテーターが言い切るのは危険すぎる」「そんなこと言ったらPCR検査だって検査した直後に感染する可能性もあるし精度だって100%じゃない」という批判が殺到。また、漫画家の小林よしのり氏も同日に更新した自身のブログの中で、「抗体検査陽性0・1が少なすぎて、都合が悪いから抗体検査そのものを全否定したいのだろう。これはもはや『科学』ではない」と玉川氏の発言を批判。「『日本人やアジア人は重症化しない』という事実すら認めたくないのだから、もはや「科学」の欠片もなく、単なる『コロナ恐怖教』のカルト信者に成り果てただけだな」と断罪していた。

 専門家でもない、一コメンテーターが抗体検査を完全に否定したことを危険視する声が多く寄せられていた。

記事内の引用について
小林よしのり氏公式ブログより https://www.gosen-dojo.com/blog/

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