そんな“夜の街”での感染拡大に懸念の声があがる中、8日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では坂上忍が、「給付金しかり、支援金等々が届ききっていない中で、生きていかなければならないとなったら、そりゃ開かざるを得ないというのが今なわけですからね」と同情していた。
「特別定額給付金」は夜の街の関係者以外に限らず、国民に一律で割り当てられるもの。また彼が指摘した「支援金」というのが、都の要請に応じて営業を自粛し、売り上げが減少した際に支給される「感染拡大防止協力金」をさしていたのかは明らかではないが、そんな坂上の発言にSNSでは「そんなの、昼の街で働いている人も同じじゃないか?」「昼働いてる人たちだって大変なんですけどね?」「支援金を理由にしてはダメ!どこの会社団体個人も苦しいのです」と訴える声が殺到した。
またこれまで緊急事態宣言下でのパチンコ店の営業には声高に異論を唱えていた坂上が一転、クラスター発生の可能性が高いとされる夜の飲食店を擁護し始めたことに対し「今までの論調なら許せないとかって捲し立ててるはずだよね…おかしいなあ…」、さらには「身内みたいなものですから、援護射撃はするでしょう」と二枚舌の真相を深読みする者もいた。
さらにこのコーナー冒頭、坂上は「夜の街っていう表現が、どこまでの範囲なのか、いまいち分かんない」としながら「支援金が届いていない」と論じていたことに、「範囲は分かんないけど、支援金が届いていないのは分かるんだ」と矛盾を追及するネットユーザーもいた。
もちろん夜の街であろうが、なかろうが、気が緩めば今後、感染が連鎖していく可能性は大いにあり得る。不安は尽きないのだ。