この日、番組では「ウィズコロナ時代を考えよう」として、新しい地図の3人(稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾)がゲストと新型コロナウイルスについてトークしていたが、吉村知事はリモート出演し、自身の対策などについて解説していた。同日には、府主催の無観客プロモーションライブも開催させた吉村知事だが、番組の中でイベントについて「ライブハウスの皆さんに僕ら助けられたし、僕らもライブハウスの皆さんを何とか助けたい」と語りつつ、今後について「ちゃんと感染症対策を取りながら、外に出ましょう、消費をしましょう、飲みましょう、食べましょう、人と会いましょう、僕は率先的に言っていこうかなと思ってる」とコメント。7月以降も感染症対策を取りながらイベントを積極的に開催していくとした。
しかし、放送の前日に吉村知事の出演が発表されると、新しい地図の公式ツイッターには「右か左に関わらずこの時期だから政治家は出さないでほしい」「新しい地図が政治利用されてしまう」「他県の知事のリコールに加担するような方には嫌悪感しかありません」などの批判の声が殺到。また、放送後も、「吉村知事が出演している時間だけは見なかった」「吉村知事が出るなら見ないって言ってる人が多くてほっとした」などの声が集まっていたが――。
「批判が集まった背景には、愛知の大村秀章知事のリコール運動を吉村知事が支持していることも関係しているとの指摘もありますが、批判の声のほとんどが内容について触れていなかったことから、『まともなことしか言ってないのに出演だけを批判するのってどうなの?』『生放送中は吉村知事への否定的な声は本当に一部だけだった』という指摘も多く寄せられています。実際、吉村知事出演中に番組に寄せられたコメントはほとんどがエール。この炎上現象に『一部の人の一部の声だけが大きくなってる』という声もありました」(芸能ライター)
政治家が出演することによる批判はある意味仕方のないことだが、偏りの目立った炎上に疑問の声を抱いた人も少なくなかったようだ。