事件は2013年の『27時間テレビ』(フジテレビ系)の生放送内で起こった。『めちゃ×2イケてるッ!』のワンコーナー「爆裂お父さん」の特別編にまゆゆが出演し、加藤から顔を踏まれるハプニングがあったのだ。これに、加藤のもとには抗議や殺害予告が殺到し、加藤は即座に反応して、「お腹に『ジャンプ』を入れている」と話し、笑いを取る場面も。2018年2月の同コーナーの最終回では、「自分の人生にとってターニングポイントになった」と感謝の気持ちを述べている。
「爆裂お父さん」は父親の加藤、母親の光浦靖子、息子のよゐこ濱口優、ナイナイ岡村隆史らからなる「加藤家」にゲストが出演し、なごやかにトークを進めるも、ちょっとした一言で父親が逆上し、キャラメルクラッチ、ジャイアントスイングなどのプロレス技をかけられるもの。まゆゆ以外にも、多くのアイドルが被害を受けてきた。
1998年にはモーニング娘。が、デビュー後にバラエティ番組初出演として、同コーナーに登場。飯田圭織が加藤から生足を舐められるハプニングが起こった。飯田は『うたばん』(TBS系)では、とんねるずの石橋貴明から「ジョンソン」の名前でイジられており、バラエティ番組向きの人物なのかもしれない。
まゆゆのハプニングが起こる前年の2012年には、当時AKB48の総監督だった高橋みなみを筆頭に柏木由紀、倉持明日香、島崎遥香、峯岸みなみらが出演。耳フェチだという倉持が加藤の耳をねぶる場面も。彼女を始め、全員が爆裂お父さんから技を掛けられた。
「爆裂お父さん」は『めちゃイケ』の人気コーナーであり、「投げられる」は知名度も上がるため、ある種の名誉でもあったと言える。ただ、今ならば大問題となりそうな企画でもあろう。それだけ時代が変わっているということなのかもしれない。