これを受け、同日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、出演者たちが自身が受けた誹謗中傷被害を語った。
橋本マナミは「テレビに出る時に、セクシーな感じを演じてみたりすると、『男に媚びて気持ち悪い』『止めろ』とかそういうのが届いた」と被害を告白。ただ、「私はけっこう芸歴が長いので、好きとか嫌いとかそういう反応があるだけで良かったとプラスの方に持って行ける」と実体験を話した。その上で、「木村さんは『テラスハウス』が初めてのテレビ出演で、それだけの批判を目の当たりにして、自粛生活ですごくSNSを見てしまったと思う。そういう気持ちを考えると、もうちょっと番組側も編集とかでいろいろ(配慮)できたのかなと思います」と持論を述べた。これを受け、ネット上では「確かにダイレクトに響いてくるときつそう」「誰か相談できる人とかいればよかったんだろうな」といった声が聞かれた。
木村さんにネット中傷が殺到するきっかけとなったのは、番組内で登場した「コスチューム事件」がきっかけとされる。番組の演出上とは言え、木村さんが“お騒がせ”な悪役キャラに仕立て上げられたのではと指摘する声もネットで聞かれ、橋本の指摘は正しいと言えそうだ。
さらに、毒舌コメントでアンチの多さで知られる遠野なぎこも「自分の写真を遺影にしたものとかが、毎日ひどい言葉とともに送られてきた」と長年に渡る中傷被害を告白。遠野の場合は、警察へ被害届も出し対策を行ったという。ただそれでも、解決までに長い時間を要した。
そうした経験を踏まえ、遠野はネットの中傷に関しては「もうダメにしちゃえばいいんじゃないんですか。そういう匿名っていうのは。全部開示してから発言すべき。住所も全部登録してという人だけ意見できる形にするとかしないと、これはもう被害者が後を絶たないと思います」と厳しい意見を述べていた。これにも、ネット上では「確かにそれくらいの規制は必要かも」「長くやられるときつそうだな」といった声が聞かれた。
こうした被害報告を聞いてもわかる通り、芸能人や著名人のネットでの中傷被害は、「単なる有名税」で片付けられる問題ではないのだろう。