本作はえすとえむ氏による同名漫画が原作のコメディドラマである。源氏物語の世界からやってきた光源氏(千葉雄大)を自分の家に居候させることになった“こじらせ女子”のOL・藤原沙織(伊藤沙莉)は、現代の文化に触れて驚く光に手を焼きながらも、彼の存在に癒されていく――というストーリーだ。
※以下、ネタバレ含む。
第7話では、沙織が光たちを元の世界に戻すために、光と中将(桐山漣)、妹の詩織(入山杏奈)を連れて京都へ訪れる。カフェやお寺を訪れた後、沙織たちはついに「源氏物語ミュージアム」を訪れる。源氏物語の全貌を知った中将は、自分が「光源氏」の引き立て役であることに気付き、現世に留まりたいと言い出す。
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そこで光が中将と一緒にいたいと告げた際の沙織のセリフが、視聴者の議論を呼んだ。沙織のセリフとは、きつい口調で「光に脇役の気持ちは分からない」「あなたに関わった女性は誰一人幸せになってない」というもの。
光を責める沙織に対して、「沙織ちょっと言い方きつくない?純粋に故郷帰りたがってる相手にそんな言い方しなくても…」「光がプレイボーイだから、嫉妬もあるだろうね。気持ちは分かるけど、ちょっと言いすぎな感じはあるな」という不満の声や、「もしかして沙織、光が心置きなく帰れるように、わざと光に嫌われるような発言をしてるんじゃないの?もしそうならいい子すぎる…」「光、自分は主役だからこんなに余裕なんだよね。沙織の言い分もうなずけるわ。光みたいに脇役になったことない人には分かんないよ」という憶測の声も集まっている。
「今回、光を責める沙織の発言に批判の声があったのは、シリアス的な展開も原因の一つでしょう。本作は放送開始当初は、ほのぼのとした雰囲気で人気を集めていました。しかし、後半は沙織が婚活に挫折したり、光への恋心を捨てようともがいたり、シリアスで切ないシーンが多くなっています。こうした変化に対し、視聴者からは『最近シリアス展開ばっかで残念…。もっとほのぼのしたゆるい雰囲気が見たかった』『光たちの愉快で楽しい日常をもっと映してほしかった…。これじゃベタな恋愛ドラマみたい』という不満の声も挙がっています。
一方で、光・中将・沙織がそれぞれ思いをぶつけるシーンに対して、視聴者からは『脇役って知った時の中将の表情が切なすぎる』『光も元の世界が恋しいよね。でも中将の気持ちも分かるし…。すごいジレンマだ…』と心動かされた視聴者も多かったようです」(ドラマライター)
賛否の声はあったものの、今週末23日に最終回を迎えるとのことで、視聴者からは期待の声も挙がっている。原作者のえすとえむ氏が自身のTwitterで、「最終回の流れは漫画版とは違うので『最終回が終わったら漫画を読もう、買おう』と思ってる人はもう読んで大丈夫ですよ〜」とツイートしたことから、視聴者からは「原作と違う結末、めっちゃ気になる~!光たち結局帰っちゃうのかな?」「原作読んでたから、結末違うの嬉しい!」という声も集まっている。
果たして、どんな結末を迎えるのだろうか。今後の放送情報に注目したい。
記事内の引用について
えすとえむ 公式ツイッターよりhttps://twitter.com/estem_info/status/1262541128995237888