山田孝之主演の『勇者ヨシヒコと魔王の城』は、2011年7月期に放送されたドラマシリーズの第1シーズンだ。『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)、『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で脚本・演出を務めた福田雄一氏が脚本・監督を担当している。勇者に選ばれた青年・ヨシヒコが道中でダンジョー(宅麻伸)、ムラサキ(木南晴夏)、メレブ(ムロツヨシ)といった仲間と出会い、邪悪な魔王を倒すために旅を続けるというコメディドラマだ。本作では『浦安鉄筋家族』で主演を務める佐藤が、主人公ヨシヒコの前に度々現れ、アドバイスをする“仏役”として出演している。
人気ゲーム『ドラゴンクエスト』を模したような世界観と、ハリボテやぬいぐるみなどの低予算の小道具を使って魔物を登場させるといった“手作り感”あふれる演出、そして俳優陣によるアドリブ満載の演技や、下ネタ全開のセリフや演出が大きな反響を呼んでいた。
再放送決定に関して、ドラマファンからは「浦安鉄筋家族の放送延期は寂しいけど、勇者ヨシヒコでの佐藤二朗もアドリブ全開で面白かったから、また見られるの嬉しい!」「敵キャラがコアラとかリスとかチワワのぬいぐるみだったのシュールすぎて腹筋崩壊したな~(笑)このドラマの低予算感めちゃくちゃツボ」「演出上で隠さなきゃいけない糸とか黒子とかもモロ見えだったのが個人的に好きだった。今見たら見逃してた面白い演出も見つかるかも」という期待の声が挙がっている。
「本作では、毎回ゲストとして登場する豪華俳優陣によるシュールな演技も見どころです。作中では、安田顕や沢村一樹、古田新太を始めとする実力派俳優、さらにお笑い芸人や人気タレントなどがゲスト出演し、視聴者を驚かせました。
ドラマファンからは『渡辺直美とかけっこうビッグなゲスト呼んでたよね〜。役もブスの自覚がないお姫様とかクセ強いやつで爆笑した記憶が(笑)』『ドラえもんのジャイアンならぬ“ジャイタン”の回は爆笑した。しかも、まさかのジャイアンママの声優が登場してびっくりしたわ!』『今“美食探偵”に出てる中村倫也と小池栄子もゲスト出演してたよね?中村倫也は2話で、マザコンな中二病とかいう役柄が妙にハマってたな(笑)小池栄子は4話でブチ切れると怖い天女役演じてて、今期ドラマのイメージと全然違うからもう一回見たい!』という期待の声が集まっています。」(ドラマライター)
およそ9年ぶりの放送となる本作。独特の世界観や豪華ゲストによるシュールな演技のほか、視聴者の反響にも注目していきたい。