特に目立ったのが、人気芸人の面々だ。まずは森三中・黒沢かずこ(41歳)。吉本興業によれば、彼女が発熱を訴えたのが3月21日。一度熱は下がったものの4月3日夜に感染が確認され、翌4日に公表。それから入院。退院後は自宅療養を続けていたが、20日放送の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、相方の一人である村上知子が彼女の病状について報告。PCR検査で2度の陰性結果が出たこと、今は味覚も嗅覚も回復し、快方に向かっていることを明かした。これを見る限りでは、最初に発熱を訴えてから快方に向かうまで、約1か月は掛かっている計算になる。
黒沢と同じような経過を辿ったのが、福岡を拠点に活躍している芸人ゴリけん(46歳)。3月29日朝に37.3℃の発熱がみられたため、当日の仕事を休んで自宅療養。翌日は再び熱が下がったため、仕事を再開したという。だが、4月4日に再度38.0℃の発熱症状が見られたため、PCR検査を受けた。翌5日に陽性であることが判明し、6日に公表した。彼はこの後、入院していたが、21日にTwitterを更新。2回目のPCR検査で陰性となり、完治したと発表している。ここまで1か月弱となるが、黒沢と同じなのは、一度は熱が下がるというものだ。
さて、以上の2人はこのように共通して発熱症状が見られたが、スーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日系)主演・小宮璃央の場合は、咳も熱もなかったという。代わりに彼が訴えたのは、味覚と嗅覚の違和感。3月27日に医療機関を受診し、PCR検査の結果、感染が判明。同31日に入院した。だが、17歳という若さもあるのだろうか、わずか9日後の4月9日に退院。現在は自宅待機している。
脚本家・宮藤官九郎(49歳)のコロナ感染も衝撃を与えた。 3月20日、感染者が複数人出ていたライブイベントに出演した宮藤。その11日後の同31日夜に発熱の症状が出て、感染が判明。1週間後の4月7日に退院し、20日のラジオ番組で「経過観察の2週間も終わった」と電話で報告していた。同世代のゴリけん同様、1か月弱掛かった。
今回は回復、もしくは快方に向かっている事例を挙げたが、この感染症は志村けんさん(70歳没)のように死にまで追いやってしまうもの。今の行動が、自分の未来を決めると心に律して行動しないといけないだろう。