「今夜が山田」以外にも、同番組からはアクの強いキャラクターがブレークした。ほかの人物たちは今、何をしているのだろうか。
コアなファンに人気が高いのがアフリカ中央テレビのクルーであろう。たまたま、番組ロケを取材に来ている形で登場し、出演者にカンペで「ボケて」といった無茶振りをすることで知られる。ただ、出演者が帰国してしまったため、自然に番組からフェードアウトしてしまった。
外国人系では「板尾の嫁」も強烈なインパクトを残した。板尾創路の外国人嫁として、「もちろんそうよ」といった決めフレーズも話題となった。板尾の嫁は何人か代わっているが、3代目として登場したインド人のシェリーさんがよく知られる。妊娠と出産のため2007年に降板するも、人気が高かったのか2011年にカムバックしている。
謎の紳士として登場したピカデリー梅田は、俳優の菅登未男が演じていた。菅は、定年退職後にタレント活動を始めてブレークをした「超遅咲き」の人物。現在89歳ながら現役のタレント、俳優として活躍している。
もう一人、忘れてはならないのは「おばちゃん」がいるだろう。オリジナルTシャツが作られるなど大活躍した。本名は浅見千代子氏と言い、こちらも御年80歳にして元気に活躍中だ。もともと、エキストラとしていくつかの番組に出演していたところ、ダウンタウン松本人志の目に止まり、名物企画の「七変化」へも登場し、ブレークへ繋がった。
ここに挙げた素人系出演者も、『ガキ使』の人気を下支えする重要な存在と言えるだろう。